ロレッタブログ

そのバラの名前は - 2007.01.16

いつものOnFlowersさんの「ピンクのバラが沢山はいっていますよー」との声に誘われて見に行くと、そこにはたいそう可憐なバラが色とりどりに咲いていました。
「わかなちゃんには、やっぱりこのバラでしょう」
と見せてくれたのが、なんと‘Marilyn Monroe‘という名のバラ!!
アプリコットピンク色の花びらは、彼女の美しいブロンドに似合う桃色の頬を思わせる色で、香りはとてもマイルド。(「でもあのブロンドはブリーチだから」とかはこの際言わない。)
花弁が密に詰まってるこの形は、ロゼッタ咲きというのだそうです。

‘ジョン・レノン‘とか、‘オノ・ヨーコ‘があるのは知っていたのですが、まさか彼女のバラがあるとは。そして‘JFK‘もあるところが、またなんというか。
一目見て、連想したのが1957年の主演映画‘王子と踊り子 THE PRINCE AND THE SHOWGIRL‘。
演技派女優としての独立を目指し設立した自身のプロダクションによる作品で、なんと監督・主演は、かのローレンス・オリビエ。
無邪気なショーガール(マリリン)と一国の王子(オリビエ)との3日間だけのつかの間の恋のお話。

英国国王ジョージ5世の戴冠式に国賓として招かれた王国の摂政大臣(オリビエ)は、ロンドンの劇場に観賞に出かけた。
ショーの後、出演者と挨拶を交わす中、大臣はアメリカ娘エルシー(マリリン)の天真爛漫さに一目ぼれ。
天下の大公殿下相手に言いたいことをポンポン言うわ、陳腐な口説き文句を笑い飛ばしたかと思えば、飲みすぎで酔いつぶれるわで、 観ているこっちはハラハラドキドキなのですが、なぜだか許せてしまう無邪気さがいっぱいです。
「気をつけた方がいいわよ。わたし、あなたと恋に落ちるわ」と、何も知らないがゆえに素直、飾らなくて嘘が無く、そして愛らしいというのは、彼女ならでは。