一周年のお祝いに - 2007.01.29

ひっそりと、いつの間にかやってきていたロレッタのオープン一周年です。

顧客ゼロ、知名度ゼロ、土地勘もゼロ。
星の数ほどエステがあるこの東京で、分かりにくい場所にある、死角の自宅で、たった一人で始めたサロン。
自分のいた有名ブランドの看板もなく、不利といえばこれ以上無いほどに不利な状況で。

「店を出すならずっと働いていた大阪にすれば、すぐに左団扇になれるのに」
「どうして東京なの？」
「なぜ大阪じゃないの？」と、お世話になった皆様は、驚きとともに心配してくださっていたのだけれど。

そして、勤めていた化粧品会社を辞める時には、
「ライバルの看板を見たら、ペンキかけるくらいの勢いの業界らしいじゃないか。」
「やめておきなさい。」
「うちにいたほうがいいよ。」といわれたのだけれど。

収入や地位を重く見る人からみたら、現場でいつまでもやることなど、どうでもいいことかもしれない。
自分が本心からやりたいことが実現できないのならば、一体何のためにこの世界に入ったんだ？
それと引き換えにして手に入れる収入が、一体何なのだと。
あえて全くのゼロから、自分の技術と接客を気に入って足を運んで下さる方がいるのならば、本当の意味での自信になると信じて、一人で始めました。

そうして今日、沢山のご予約を頂戴できているというのは、本当にうれしいです！
一年前の今日、お祝いの電話をくれた方、お花やグリーンを贈ってくださった方、花束をもって駆けつけてくださった方々に、改めて心からのお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
そして、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

偶然にも、今日、再びエステ検索サイトの最大手e-エステみつけたでも、第1位になっていました。素直にうれしいです。
この結果と期待に、ずっと応え続けられる自分であれるように。

以前もロレッタのことをブログに書いて下さった猫塾猫次郎さんは、こう言っていた。
http://www.nekojuku.com/blog.cgi
「現在は全く出来ないし、不可能な世界でも、地味で単純な繰り返しを真剣に行うことで出来るようになる世界というものが実際は有るのだ。
それがプロの世界であるということを知るためだけでも相当な基礎の時間が必要なのである。
上達を慌てたり、急いだりしてはいけない。
そうすればそうするほど失敗しやすい世界である。
簡単なことをひとつだけ出来るようにしていく以外道はないのである。」

そして「頑張りなさいよ。応援してるんだから。出来るんだから。」
と、背中を押し、ロレッタの名づけ親になってくれた方に、最大級の感謝を。
千里の道も一歩から。まだまだ登っていきましょう！

オープンの日に、皆様が下さった花々。