ロレッタブログ

金糸梅 - 2007.06.15

いつも大阪から帰ってきたあとの一週間は、あっという間に過ぎてしまいます。
今週、銀座で偶然みつけた‘3丁目の花屋さん‘というお店。
打ち合わせに向かう途中、店頭のブルーベリーに目をとめて、「帰りに寄ってみよう」と心に留めていたのでした。
店内というにはとても小さな、ビルの入り口のスペースには、黄色の大きな枝が。
‘きんしばい‘というこの花は、‘金糸梅‘と書くのだそう。
「金の糸に梅!」とその綴りに驚いたのですが、調べてみたらなんとヒペリカムのことでした。
「梅に似た花の付き方をするからそう呼ぶのよ」とお店の方が教えてくれました。
キンシ(金糸)とは長い雄しべのことで、 5弁の花を「梅」にたとえたのだそう。
咲いた花に気をとられ、つぼみをちゃんと見ていなかったのですが、そういえばたしかにあのつぼみをしています。
梅雨時に咲くらしく、雨に映える鮮やかな黄色が涼しげなので、サロンのスタンドにゆったりと枝を生けてみました。
・学名 Hypericum patulum
Hypericum : オトギリソウ属
patulum : やや開出した,散開の
Hypericum(ヒペリカム)は、ギリシャ語の 「hypo(下)+ erice(草むら)」または、hyper(上) + eikon(像)」が語源と いわれる。後者の場合は、悪魔よけの像の上にこの花が 置かれていたことに由来するとか。