ロレッタブログ

暗闇に猫 - 2007.06.20

うちの近所には、猫が沢山いるようです。
ある日の夜中、近所で3匹が猫会議をしていました。
1匹が毛玉をつまらせてしまったらしく、随分苦しそう。
背中を撫でてなだめていら、家の人が帰ってきました。
「どうもーこんばんはー。なんか毛玉が詰まって苦しいみたいですよ。」
「あら?そうなの?」
「はい。さっきからゼーゼー言ってるんです。本当は草食べたら吐けるんですけど。毛づくろいで詰まらせちゃったみたいです。何匹飼っていらっしゃるんですか?」
「飼ってるんじゃないのよ。」
「へ?」
「7匹いるんだけどね。隣の人が引越しのときに置いていっちゃったの。」
「ええー!!!」
「猫って住み慣れたら場所を離れないみたいで。
しょうがないからボランティアの人と餌だけやってるのよ。」
「ひえー。そうだったんですか!」
まさか捨てられた子だったとは。
以来、通りがかるたびに違う子がいるので、全員とご対面できるのはいつかなと気にかけていたのです。
すると今夜、暗闇に目がきらりと光る2匹を久しぶりに発見。
引き返して、アルミのお皿に用意するは‘カルカン 毛玉ケア‘。
次に出会った時にために、買ってあったのです。
ちゃんと出さなきゃ、苦しいからね。
夏用の毛に生え変わるから、毛づくろいも大変なんだよね。
さーて、さてさて。果たして食べてくれるかなー、とさっきの場所に向かったら、ややや、どの子もいない?
それでもお皿を置いてみて、3mくらい離れたところで観察してみました。
すると、縞々の子が参上。
塀からひらりと降りてきたのはグレーの子。どこからか黒猫も。
まったく人見知りをしない4匹目の茶色は、ひととおり食べたら目の前で寝そべって、なでなでさせてくれました。
他の子は、私が動いたら後ずさりしているので、仲良くなるにはまだまだ時間がかかりそう。
おなじみさんになったら、写真で紹介しますね。
そういえば、中学生の頃は獣医さんになりたかったんだったっけ。
これから夜の外出が、ちょっと楽しくなりそうです。