ロレッタブログ

10数年ぶりに - 2007.07.19

白鳳堂に化粧筆を買い足しに行きました。
すると、ディスプレイに渡辺サブロオさんの最新刊が。
10数年前に楽しんでいたサブロオさんの本なのでとても楽しみにしていたものの、探す時間もないままだったので「これも売り物ですか?」とたずねてみると、「SASHUのブラシは白鳳堂にご注文いただいているので、そのご縁で」とのこと。

先日ロレッタにもSASHU所属のメイクアップアーティストさんが訪れてくださったのですが、その時、10代の頃に大好きだったサブロオさんの本のお話をしたところ、どうやら聞いたことがない様子で。
「あれ?そんなに珍しい本だったのかな?」と不思議に思っていたのですが、どうやらそのようで、白鳳堂の方もご存知ではなく。

白い表紙に、たしか赤い文字の小さな本だったかと思うのです。
当時からサブロオさん独自のパウダーを多用するメイクでは、フィニッシュにたっぷりと水スプレーを用いてまるで素肌のようにフィットさせるという技が紹介されていて、とても面白かったのです。
世界各国の女の子、というテーマでモデルが色々な登場していたのですが、おなじみ甲田益也子さんに、まだタレントではなかった千秋ちゃんも参加していたのを覚えています。
その頃プロデュースされていたケサランパサラン以外にも、スキンケアでは知る人ぞ知るドイツのハッコーソを紹介していたり、とことんマニアックで楽しかったのをよく覚えています。
当時アーティストによるメイクアップ製品は、シュウウエムラかケサランパサランしかなかったとおもうのですが、ケサランパサランにはよりヴィヴィッドで「どうやって使うんだろう?」と不思議な色が沢山ありました。
フェイスパウダーは当時の中では群を抜いてしっとりと粉が細かかったので、しばらく愛用していたものです。
http://www.sashu.com/html/

もうひとつお気に入りの読み物だったのは、‘中川比佐子のチャームブック‘。
たしか雑誌CUTIEの編集ではなかったかと検索したら、ありました!懐かしい。↓
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ヴィヴィアンウエストウッドのショーのファイナルでの写真、今はなつかしのカリテ(カリタじゃないよ)のスキンケア製品、三善のコンビアイライナー、などなど面白い写真と情報が満載の一冊でした。
ちょうど三善のペンシルを手に入れて、「舞台用って発色はよいけれど、そのぶん芯がとてもやわらかいんだなー。太いラインは書きやすそうだけど、その分扱いにくそう」と感心したのが中学2年生くらいの記憶。
http://www.mitsuyoshi-make.com/
そんな本を好んでいた子供の頃を思い出しては、「随分変な子供だったのかもな」と笑ってしまう今日この頃なのでした。