ロレッタブログ

スパークリングワインと真っ赤なマンゴー - 2008.06.02

オーストラリア旅行のお土産に、スパークリングの赤ワイン(はじめて!)をいただきました。
麻袋もぴったりのサイズです。

いただいてみると、とってもコクがあってびっくり。
久しぶりにずっしりとした重みのある味。
ロレッタにきて、「痛くてまわらなかった首がぐるぐる動くようになりました!」ととても喜んでくださって、それ以来ぶり返してもいないようなので、安心するとともに私もとても嬉しくなったのでした。
そして翌日には、マンゴーが!
早速朝食に一個ぺろりといただきました。美味!今年の夏はマンゴー各種食べ比べしようかな?

ここで質問。
Q.おいしいマンゴーは、人によってはかぶれるのですが、それはなぜでしょう?
A.ウルシ科の植物に含まれる‘ウルシオールUrushiol‘の仕業です。
ちなみに、レモンなどの柑橘類に含まれるのは‘リモネン Limonene‘
バニラの合成香料は‘バニリン vanillin‘。
単体では鼻が曲がるほど臭く、とても薫る代物ではないのですが、ブレンドの妙であの甘い誘惑的な香りに変化するのでした。
ちなみに香料としてのバニラはほぼバニリンです。もはや天然のバニラで香水を生産するのは困難なのでした。
それにしても、化け学の名前はユーモアがあって面白いです。
そんな化け学と香りのかかわりを学びたい方にお勧めの一冊。
50年にわたり活躍してきた国内屈指の調香師・広山先生の著書‘南フランス 香りの花めぐり‘。
南フランスの香料植物として特に重要な植物とともに、留学時の温かなエピソードもつづられています。数年前に受けた広山先生の講義は、香りを愛する柔和な人柄が言葉のはしばしから伝わってきて、教えていただいているこちらも微笑んでしまうほど素敵なひとときでした。