ロレッタブログ

表参道の交差点で - 2008.12.11

表参道の交差点で、男女の顔が書かれた画用紙を首からかけて何か呼びかけていました。
現代美術を扱うギャラリー表参道Gallery360°で今年もまたオノ・ヨーコ作品展をしているのでした。
いままでにも何度かふらりと立ち寄ったことがあるこの人の作品展。
今回は‘Colors of the Globe‘。
真っ白な地球儀に、観客が色を加えていく参加型作品です。
オノ・ヨーコ Colours of the Globe
2008年 12月3日(水)~25日(木) 12:00~19:00 日祝休’
60年代に発表されたオノ・ヨーコの「色を加える絵画」は、観客参加型の作品です。
会場に用意されたフェルトペンや絵の具で、キャンバスやオブジェに思い思いの色を塗ってゆくというもので、観客が作り上げる絵画作品です。
近年盛んに行われているインタラクティヴ・アートの魁といえる作品です。
ギャラリー360°では、2004年に「色を加える絵画:I LOVE U」を開催しました。
2回目となる今回は、青山地区の街頭でも「色を加える絵画」を行います。
サインボードを身につけたサンドイッチマンが街頭に現れます。
サインボードには表に男性、背中には女性の顔の輪郭が描かれていて、道行く人々に目や鼻、口を加えて、顔を完成させるように呼びかけます。
さらにギャラリーで行われている「色を加える絵画」への参加者を募ります。
訪れた観客は、ギャラリー内に並べられた地球儀に、5色<白、黄、黒、青、茶>のフェルトペンで色を塗ってゆく作品です。
大気汚染や水問題、温暖化など様々な問題を抱える地球を、もう一度美しい色が溢れた天体にしようというオノ・ヨーコの願いが込められた展覧会です。
このギャラリーで2005年に見た‘We’re All Water‘は、とても気に入ったのでした。
‘Wish Tree‘の短冊を順に読んでいくと、「合格しますように」「彼とうまくいきますように」とか、だんだん絵馬みたいになってきて、笑ったこともありました。
もちろん私もひとつ短冊に記しましたよ。