ロレッタブログ

同期とテラスにて - 2009.06.06

「義理・つきあいは一切なし」なので、休日も貴重な時間を一緒に割きたいとおもえる相手とだけ過ごしています。
先日は、表参道ジャイルのポルトガル料理ペローラ・アトランチカでランチ。
唯一この業界で生き残っている同期&現美容学校校長とともに。
「ゲランの新コースが、ヴォーグかなにかに載ってたよ。帝国プラザだった。」
「相変わらず新しいの色々つくるよねー。あれ覚えるほうも大変でさ・・・。」
「店長が変わってて、私の知らない人だったけど。随分若そう。一緒に居たまみちゃんじゃなかった。」
「もう辞めちゃったんじゃない。それか、またどっかに飛ばされたのかな。」
「しかしどう見ても、あの実技やってるエステティシャンの写真、佐藤先生だと思うんだけど。(笑)」
「頭だけの写真でも誰か判るのが、なんかね。(笑)」
業界話津々浦々。
お互い、あんな大変なエステにいたのだからと、そして現場で実績を上げてきた自分自身に対する信頼は大きいように思います。
毎月2000万越の数字に追われ続け、朝早くから深夜まで仕事にまみれ、泥のように眠るだけの部屋。
わずか2駅の通勤だったけど、TVをつけてWBSの放送があれば「ああ、今日は随分はやく帰ったな」という目安でした。
本当にこの仕事しかやってきていないので、スポーツやったりとか、花見したりとか、温泉いったりとか、友達とゆったりディナーとか友達の家に泊まりにいくとか(←この2つは去年からやっと始めた)、免許とるとか、習い事をするとか、普通の人が体験しているようなことは送ってないです。
そのマイナーな部分って、後悔してないけれど、やっぱり、代わりに失ってきたものも大きいような気もします。
社交的な部分、活動的な部分が消えちゃったような気がしますが、そのかわり、サロンワークの部分で楽しんでいたのかもしれないですけどね。
「20代は捨てた」と思っていたし、サロンをオープンしてからも仕事をしながらイメージするものに近付けるように作ったり、お金のために働くということがあったり、そのために随分失くしたものもあるけれど、それもある部分、「そういうものだから」「やるしかないんだ」と納得してやっていた。
あの経験があったのだから、多少のことでは倒れないし、乗り切れる。
彼女と、晴天と風が心地よいテラスにて。