ロレッタブログ

サロン行脚 5 - 2010.05.31

少し間があいてしまいましたが、引き続きレポートです。
間があいた最大の理由は、「自分の人生史上、最もひどいエステ体験」のサロンだったから・・・・。なんかね、もうどう書いていいやら、どう表現していいやら、考え込んでしまったのです。
日本のみなさまに向けて一言断っておくとすれば、これはパリのサロンでの話であって、日本のサロンは普通にちゃんとやってくれるということです。(今は無きベルコモンズ青山店地下にあったサロンでは、ひととおり普通に施術をしてくれましたし、決して不快な思いもしていません。)
大抵のことは腹に収めておくかんばらさんですが、今後同じような目に会う女性がいないように、あえて書きますね。
酷い目にあうのは、私だけでよいですから。
ということで、オルラーヌのサロン。

予約したのは約2時間のマシンなどを用いるリフトアップのコース。
もちろん、約3万円の価格帯のコースになります。
10年キャリアのベテランもいるという記事を読んだので楽しみに訪れたら、20代と思われるとても若い女の子が担当でした。
お金を払うに値しないです。
そのくらい酷かったです。
決して言いすぎではありません。
あらゆる技術がすべて荒く、乱暴そのもの。
自分史上最低最悪のエステ体験。
「なぜそのような技術と接客を行ったのか?」
もし理由があるとするならば、ぜひ説明していただきたいです。
では、その「いくらなんでもこれはないだろ!」と思った理由を述べますね。
(1)目元・口元の両方のポイントメイクを落としわすれた。・・・フランスでもまつ毛エクステをする人が増えているとはいえ、マスカラかどうかは見れば判る。エクステをつけていたとしても、アイラインやアイシャドウは落とすはず。口紅をつけているのも見ればわかること。
(2)スクラブを行う時の圧が強すぎて痛い。・・・前日にカリタのレノバトールを受けたところなので、角質肥厚なんてあるわけないのに、加減もアレンジも全くできない。タワシを顔に擦りつけられているのと同じ感じ。
(3)スクラブ剤が落とし切れていなくて、マッサージの時もスクラブ剤の粒々が残ったままですごーく痛い!!・・・マッサージしている施術者も気づくはず。
(4)教わったマニュアルそのままの手順なのはキャリアが浅い人であれば判るが、すべての手つき・加減が乱暴!!!・・・あなたは一体何を教わってきたの?
(5)笑顔のひとつもない接客・・・こんな接客は他のどのサロンもなかった。そもそもこういう人は接客業につくべきではない。
そして、かんばらさんが疑問に思ったこと。
(1)なぜこんなに乱暴で未熟な技術なのか?レベルが低いという次元より以前の問題。
(2)このひどさでクレームはでないのか?
(3)なぜこんなに未熟な技術者が施術にはいれるのか?
なので、かんばらさんなりに理由を考えてみました。
(1)電話で予約したので、どうせリピーターにはならない一見の観光客と思われた。・・・その他のサロンは店頭で直接予約するか、本社を通して予約していた。
(2)ゲランでエステティシャンをしていて、現在は自分でサロンを経営していることは伝えなかった。・・・その他のサロンでは伝えていた。
(3)道に迷って予約の時間に5分遅れたから。・・・といっても後に待っているクライアントはいなかったけど。
(4)たまたま施術者の機嫌が悪かった。
(5)もともと乱暴な人だった。
(6)そんなことは気にしない国民性なので、クレームにもならない。
でも、パリの高級住宅街にあるサロンなんです。
なので、もし今後皆さんが予約されるときには、「ベテランの人でお願いします」とか「肌がとっても敏感なんです!」とか、しつこいくらい言った方がよいと思います。
正直、コースが始まって早々のポイントメイクを落とし忘れた時点で「あなたでは話にならないから、他のエステティシャンに代わってください」と言おうか、真剣に考えました。
その後の施術中も、何度ベッドを起きてもう帰ろうかと思ったことか。
当然、終わった後はぐったり。夜はワセリンべたぬりで、肌の回復を願いました。
かんばらさんは、サロン時代から新人や後輩の技術指導もしていたので、未熟な人でも一生懸命やっているのがわかれば、怒りません。
だって、最初からパーフェクトに出来る人なんていませんから。
未熟なりの熱心さと真摯さをもって、本人なりに今の精一杯の実力で取り組んでいるのがわかれば、それをくんで「もっとこうしてみたら?」と伝えたり、あるいは本人が自力で成長する経過をじいっと見守ります。
どこで手を貸すか。どこまで手を貸すか。
ただとにかく教えればよい、というものでもないので、そこが一番難しいところなのですが。
そして、技術の指導以外にかんばらさんが「何か言う時」はとても限定されていて、それは、
(1)せこいことをした・・・例えば、みんなが掃除をしているのに1人だけサボる、とか
(2)わざと手を抜いた
(3)同僚に迷惑をかけたのに謝らない
つまり、「ちゃんと筋を通せ」ということです。
でも、この場合はそれ以前の問題でした・・・・。
それでも、史上最悪の技術を受ける機会も早々ないので、反面教師として勉強のつもりで受けましたが・・・・こんな無駄な時間と無駄なお金を使うのは私だけで充分です。
みなさまには、クライアントとして「もっと有意義でホスピタリティーあふれた、まっとうなプロの接客と技術をうける権利」があるのですから。
残念としか言いようがないですが、ぜひあらゆる点で改善されることを願います。