ロレッタブログ

39歳 女の愛の分岐点 - 2011.07.03

7月1日に発売になった新刊!
植島節(?)炸裂ですね~とても読みやすいので、昨日1日で一気に読了。もう3回も読み返してしまいました。
39歳 女の愛の分岐点 / 植島啓司 /メディアファクトリー刊

はじめに ― 39歳はひとつの始まり
しばらく前に知人の大学教授の女性と飲んでいたとき、彼女から恋の悩みを打ち明けられたことがある。
彼女は39歳、10年前に結婚して男の子が1人いる。もともと夫のことがそれほど好きだったわけではないとのことだけれど、それほど大きな不満を持っていたわけでもない。しかし、どうしたわけか、このところ夫に触られるのがどうしても我慢できなくなったというのである。
それだけでも、彼女の抱える問題は小さくないのに、さらに、ゼミの男子学生と恋に落ちてしまったというのである。相手の彼は22歳。アート系を選択しており、女の子ならだれでも好きになりそうないい感じの男の子らしい。
彼女はなぜ自分みたいな年のいった女に興味があるのか不思議に思ったらしく、いろいろ聞いてみたらしい。
「どうしてわたしなんか?」
「どうして?」
「うん」
「先生が一番好きなんだよ」
「もっとかわいい子がいっぱいいるでしょ」
「学生の女の子たちでは全然ものたりなくてダメさ」
「いくつ上だと思ってるの?」
「17かな」
彼は一歩も引く気配がない。それどころか卒業したら結婚したいとまで言う。もちろん彼女が結婚して子どもがいることも知っている。どうも本気らしい。

——————————————————

佐野洋子やサガン、ヘレン・フィッシャーなど、引用された数々が既読だったので、読む楽しみもさらに深まりました。
しかも発売日がちょうど教授のセミナーだったので、その後の吞み会でたのしくお話してきました。わたしの前回の「日本の女に足りないのはフレグランスと床上手と脱毛だ」という主張に相当思うところがあったらしく、まだみんなウケてた。(笑)
床上手という言葉は久しく耳にしないけど、情感があってよいですね。

そうそう、かんばらさんには「若い時は年上の人と付き合って育ててもらって、自分がある程度年をとったら次は年下と付き合って、いい男に育てる。そうすると人生が2回楽しい。男女ともにこれを実行すると、世の中にはいい女といい男が非常によいサイクルで増える。」という持論があるのですが、それも語ってくださっていましたよ。
少なくとも、こういう現象はほとんど見られなくなるのでは、と思う。(そうあってほしい)
「これから30代を迎える人も、すでに39歳を通り過ぎた人も、これからの人生をぜひ一緒に考えていただきたいと思っている。」とありますので、ご興味のある方は、ぜひどうぞ!