ロレッタブログ

ヘルタースケルターの漫画の反響 - 2012.09.16

この日のブログで記したとおり、ロレッタにはこの原作本を置いていますが、ロレッタにいらっしゃるときに毎回フットバスの時間を利用して、少しずつ読み進めていらっしゃるお客様がとても多いです。
でも、映画は観にいかれた方と、「痛々しい映画はしんどいからDVD待ち」という方に分れているみたいですね~。「目が疲れる」「派手な画面が続いてしんどい」「寺島しのぶが気弱なマネージャーというは配役に無理がある」という感想をよく聞くのですが、シャンタルトーマスのランジェリーは間違いなく可愛らしいでしょうね!

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そんな折、植島先生が岡崎京子さんと交流が深かったそうで、こちらのコラムに記していらっしゃいました。
集英社新書 愛・賭け・遊び 第87回 「ヘルタースケルター」
『彼女らの頭のなかには男の子にもてたいという気持ちよりも、ただひたすら自分がどうしたら美しくなれるのかということしかない。キーワードは「かわいい」(自己愛)。
そんな彼女らはこの映画に接して「あまり見たくないものを見せられた」という気持ちになったのではないか。映画のコピーは「あなたが見たいものをみせてあげる」だから、なかなか皮肉なつくりになっている。』
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仕事柄、こういうことって年がら年中始終考えていることですし、美的感覚がどんどん「ほどよいぐあい」から色々な形で逸脱していく女性とも沢山出会いますから、「見たくない」というよりは、それを「あえて見たい」と身を乗り出すくらいの下世話な好奇心がないとこんな仕事はできないようにも思います。(苦笑)昔より美の選択肢が増えた現代は、その分だけバランス感覚を崩しやすいでしょうしね。

かんばらさんは、美容整形は下記の条件が満たされればかなりの人がトライするのではないかと思っています。

①失敗しても元に戻せる
②明朗会計
③痛くない
④健康保険適用(笑)

特に①で二の足を踏む人が多いかな。かといって、結局はハイリスク・ハイリターンな医療行為なので「元に戻せる」とか「全く痛くない」なんて都合のよい事もあり得ない。
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コラムで言及されているジェームズ・ティプトリー・ジュニア『接続された女』は、かんばらさんもちょうど読んだところです。翻訳が少しよみづらいけど、下記の短編集に収録されているのでぜひご興味のあるかたはどうぞ。