ロレッタブログ

食にまつわる映画 - 2013.01.17

12月に「モンサントの不自然な食べ物」を観て以来、食にまつわるドキュメンタリー映画を集中的に観ています。
かんばらさんは、実家がお餅屋さんなので小さなころから手伝いをしていたのもあり、料理やお菓子作りも大好きなので、食材にも興味深々なのです。
ちなみに、お客様から紹介いただいた八百屋 瑞花から毎週お野菜を届けて頂いて、肉やそのほかの調味料は大地を守る会辰巳芳子さんのお店・茂仁香を利用しています。
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いのちの食べ方
数年前に読んだ森達也さんの本と同じタイトルだったので、興味をそそられて。森達也さんの本にも屠殺の手順は書かれていたけれど、想像していた過程が映像で確認できたのでとても勉強になりました!
原題は‘Our daily bread‘。とてもキリスト教的なタイトルですね。


ニコラウス・ゲイハルター監督のインタビューより下記引用。
「最近は特に、情報過多で物事が単純になり過ぎています。せっかく興味が湧いてもすぐ面倒臭くなり、単純な見方をしてしまいがちです。そうすると、日々世間 を騒がすニュースとさほど変わらなくなり、僕たちの世界観までぼやけてしまいます。この作品は、いろいろな見方ができますし、イメージや音を感じられる 「時間」もあります。そして、ふだんは無視されているような、僕たちの食べているものがどこで作られているか考えることも出来るのです。」

「この作品では出来るだけ客観的な視線で物事を捉えたかったのです。僕が特に興味を持つのは、「なんでもかんでも機械で出来る」という感覚や、そういった機械を発明しようという精神、それを後押しする組織です。それは、とても怖い感覚で、無神経でもあると思います。そこでは、植物や動物も製品同様に扱われ、産業として機能させていくことが、非常に重要になっています。一番重要なことは、いかに効率よく、低コストで、動物が生み育てられ、数を保たれているかであり、新鮮で傷が付いていない状態で食肉処理場に届けられるための取り扱い方や、肉に含まれる薬品の使用量、ストレスホルモンの量が合法基準値より低いレベルに保たれているか、ということなのです。誰も自分が幸せかどうかなんて考えてはいません。それをスキャンダラスと言うなら、もう少し深く考えてみるべきで、僕たちの暮らし方もスキャンダラスということになります。この経済的に豊かで、情け容赦ない効率化は、僕たちの社会とも密接に関わっています。「有機栽培の製品を買い、もっとお肉の量を控えなさい!」というのは間違いではありません。でも、同時にそれは矛盾していると思います。誰もが皆、機械化に頼って国際化した産業の恩恵を受けています。そして、これは食べ物の世界に限ったことではありません。」

スーパーサイズミー
30日間朝昼晩の三食をすべてマクドナルドで食べ、「スーパーサイズにしますか?」と聞かれたら必ず「YES!」と答えるルール。監督自らの身体をはった人体実験。そのGFはベジタリアンのシェフ、というのがまた笑える。10代の頃はファストフードを食べていましたが、今ではまず口にしないので、これを観てますます食べたくなくなりました・・・。(苦笑)

ファストフードネイション
ぼーっと観ていたら登場人物にイーサン・ホーク、ブルース・ウィリス、パトリシア・アークエットが出てきてびっくり!監督がリチャード・リンクレイターでさらにびっくり!予備知識無しで観たので、そういう意味でも驚いた1本。

おいしいコーヒーの真実
もともとスタバはフード類が美味しくないのに高いのが納得いかないのと、大量生産のフードも好きではない事もありほとんど行かないのですが、コーヒーとカカオは貧しい国の農民をさらに搾取するもの、とは知っていたけれど想像を超えた過酷な現状に絶句。

未来の食卓
農業大国フランスのある村の学校給食の取り組み。ワインが好きな方にもお薦めです。

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これから観る予定のDVDはこんな感じです。
フードインク
ありあまるごちそう
ブルーゴールド
キングコーン