ロレッタブログ

大阪の旅 ルーファス@梅田クアトロ - 2015.10.09

私も相方も夜~明け方にかけてのほうが過ごしやすいタイプなので、初日は飛田新地→北新地探訪→よさげなバーを発見→新地のたこ焼き(新地で売ってるのはホステスさんの歯やドレスにつかないように青のりやソースがないダシベース)を買ってホテルに戻ったのが午前3時すぎ。普段でも床につくのは午前2時~4時ぐらいなので、たまに朝刊が届いてから寝ています。電話が鳴ったり宅急便が届いたり騒がしい昼間に比べて、深夜はしーんと静かで仕事がはかどるのですよ。相方も仕事柄、朝日が昇ってからの就寝なので、休日の起床は昼すぎが定番なのです。

翌日のライブ前は、かんばらさんが昔勤めた西日本で最大規模のお店だったゲランが入っていたビル(ハービスプラザ3Fにあったが、ただでさえ大変な店舗だったのに私の退職後に顧客が減り従業員の退職も続きあえなく閉店)にある西洋骨董TOKIや、隣の建物(ハービス内と直結していて便利)のリッツカールトン大阪を訪れたり、空中庭園に上ったり、グランフロントを覗たりと、意外とあちこち回れました。グランフロントのエリアって昔はなーんにも無かったですよね。ミッドタウンのリッツはシンプルでモダンな感じだけど、日本で初めて開業した大阪はクラシックな貴族の邸宅のようなつくりで大好きな場所。ラウンジはクラシックな生演奏が耳に心地よく、落とし気味の照明やマホガニー色の調度品も自分好みなのです。

ライブ前の軽い腹ごしらえは、エスト1のねぎ焼き「やまもと」。十三本店以外にも支店が増えていてびっくり!!大阪に単身赴任中のお客様も新大阪駅構内の店舗が御用達とか。

今回のメインイベントはルーファス・ウェインライトの来日公演!!とはいえ、10代の頃から通い詰めた心斎橋クラブクアトロがあったパルコはその後Forever21に取って代わられ、トッド・ラングレンを最前列で観たBlueNoteも漫画喫茶マンボウになり、大阪のライブハウス事情は「一体どこで観るのよ」という有様。幸いクアトロは梅田に移転したらしく、本公演会場はそちら。とはいえ、東梅田はあまりガラのいい場所じゃないので、いつもはエスト1よりも東には殆ど行かないのですが、せっかくなのでライブ前には堂山町を散策。ここは異性愛者向けの歓楽街なので歌舞伎町的な感じなのですが、ゲイタウンでもあります。
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しかしオールスタンディングでルーファスを観るなんて数年前の名古屋クアトロ公演以来!ウキウキしつつも、大箱がソールドアウトにならない日本での人気に複雑な気持ちもあり。前回の来日公演からついに名古屋飛ばしになりましたしねえ・・・大阪もZEPPからIMPホールになり、ついに今回クアトロ。なーぜー・・・。

Billy Joel Tribute Performances — Kennedy Center Honors 2013でも歌うルーファスが、

Viktor & Rolf Spring 2007で歌うルーファスが、

Judy Garlandの伝説のコンサートをまんま再現した夢のリサイタルで世間の度肝を抜いたルーファスが、

映画「I am Sam」のサントラでも最も評価が高いといわれるカバーを披露するルーファスが、クアトロ規模ってどういうことですか!!!

【特別対談】松尾清憲×秋田和徳のとおり、ミュージシャンズフェイバリットそのもののアーティストであることは百も承知なんですが、それにしてももっとチケットが売れていいんじゃないのかなー・・・。弾き語りでの来日はもう3回連続だし、そろそろ再びバンドで聴きたいのですが!!私が初めてみたのがこの10年前のツアーで(NY公演を2回)で、妹マーサも加えた歌声が聞けたのは本当にラッキーとしか言いようない!!

そして会場に並んでいたら、スタッフさんからアナウンス。「本日は開場に椅子が設置されますので、整理券番号順に入場いただいたら順次そちらにおかけください」って、クアトロに椅子が出るほどチケットが売れてないのってどういうこと!!!世界規模で考えたら、こんな間近で見られる贅沢な時間はないのですが、それにしてもそれにしてももって集客できていいはずなのに!!ロレッタのお客様にもルーファスファンがいらっしゃるので、セットリスト諸々が気になる方ぜひこちらへ。数年前の名古屋公演でお会いしたファンの方のブログです。お互い愛聴している音楽が近しくて貴重。→Rufus Wainwright来日公演(9/30 梅田クラブクアトロ)