ロレッタブログ

リスクもいろいろ - 2016.06.19

今回は私がリスクとリターンを比較して「現時点ではやらない」と決めているものについて。一見メスを入れるよりもハードルが低そうなものばかりなのでトライ済みの方は多いと思うのですが、わたしは自分の組織を縫い縮めるだけのほうがよほど安全と考えるほう。何をリスクと思うかは、本当に人によって違いますよね~。医療従事者のお客様にこの話をすると、激しく同意してくれます。(笑)

・アートメイクやタトゥー・・・原材料が不明。MRIが受けられないこともあるし、ただでさえアレルギー持ちなので金属アレルギーを引き起こしかねない。消す方が痛みも費用も時間もかかるし、最新のレーザーでも消えづらい色があるし。皮膚の質感も元通りにはならないし。タトゥーなら頼みたい彫師はいるけれど、リスクを天秤にかけると今のところ無し。アートメイクはのっぺりした印象になるのと退色の色味が難点。アイラインの色で遊べなくなるのもつまらない。

・レーシック・・・眼科の先生にかぎって眼鏡だったりするんですが、レーシック専門の病院のドクターもプライベートで会ったら眼鏡。角膜の厚みが適用不可など理由があるのかもしれないけど、それにしても。(笑)あの高須クリニックの高須院長でさえ眼鏡だし、商売道具の目にリスクは取りたくない。もし世界中の眼科医がレーシックをしたら検討します。

・ビマトプロスト配合のまつ毛育毛剤・・・こんな論文読んだら絶対にやりたくない。Prostaglandin-Associated Periorbitopathy←まぶたが陥没するって一体ナニコレ。治療法もなさそうなこんな副作用いらない。そもそも緑内障の点眼薬に配合されていた成分ってことは眼圧を下げると思うんですが、健常な眼の眼圧を勝手に下げ続けてもよいの?メラノサイトを刺激して黒く濃いまつ毛になるメカニズムってことは、アジア人の皮膚だと色素沈着も誘発するよね?つまりシミも濃くなりかねないよね?目の下の産毛まで濃くなった人もよく見かけるけど、下まつ毛には使用不可なのに勝手に下まぶたにも使用した結果なんですよね。長いまつ毛よりくすみのない肌色の方がよほど若々しく見えるのでやらない。

・プラセンタ注射・・・感染症のリスクが完全にゼロとは言えない。どこの誰の胎盤か不明。万が一のアレルギーがシャレにならない動物性原料は体内に注入したくない。同様にコラーゲン注射も不可。

あと、脂肪吸引とかバッグ入れる豊胸も無し。バッグはメンテが大変だし、脂肪吸引は身体をトレーニングで絞ってからどうしても取れなかった脂肪に利用するのが賢い利用法だと思う。おなかを割るのはあくまでも筋肉。美容整形は魔法じゃないから、脂肪吸引しても「たるんだ腹」が「ややたるんだ腹」になるだけで、引き締まって割れることはない。そのあたり誤解している人が多いかな。筋肉は自助努力あるのみ。

ランニングコストがかかるものもやらない。たとえば、まつ毛エクステはマスカラで代用できる範囲で満足だし、付け直しに要する時間より他に時間を使いたい。エクステがブームの頃は施術中にお客様のエクステがボロボロとれることが頻発しました。万が一落ちたエクステが目に入ったらどうしよう!と思うと気が気じゃなかった。落ちてくるたびに取り除いたけれど、ほんときりがなくて・・・。技術初心者の練習台になったという人が多かったかな。ボロボロ取れてくるような技術レベルじゃ本当に目が危ないから気を付けてくださいね!結婚式で涙でマスカラが落ちるのを防ぎたい等の目的で期間限定利用するのはとてもスマートだと思う。
アートメイクは脳梗塞の後遺症でメイクがうまくできない、とかの適用は有りだと思います。実際、半身まひが残る友人も利用しているし。
メイクだと、インサイドラインは無し。マイボーム腺を塞ぐのでドライアイの元。涙ですぐ落ちるから生活者向けのメイクじゃない非現実的なメイクですね。