ロレッタブログ

そうか、更年期だったのか - 2016.11.17

「ゲスママ」著者の神田つばきさんの更年期当事者コラムが非常にわかりやすい!!!

■そうか、更年期だったのか

ピルやHRTは、ホルモンと聞いただけで「なんか怖い」と無知なまま、また主体的に学ぶこともなく生理痛や更年期のつらい症状を「仕方がない」で済ませてしまう女性は多い。そういう方にもこのコラムは超お勧めです!!神田さんは子宮頸がんで38歳の時に子宮全摘出しているので、その後の癌検診についても記されています。

月経や更年期などの女性ホルモンの変化は、全身的な健康だけはなく、皮膚・髪・ボディラインなど女性らしい外見の美しさにも根源的に影響を及ぼします。エステに通うほど美意識の高い方が、女性ホルモンについての基礎知識すら無いのは片手落ちすぎてあまりにももったいない。

日本のピルとHRTの普及率の絶望的な低さは、とても先進国とは思えないレベル。
一方、妊娠中絶件数は年間30万人(子供5人に対して1人の割合なので、全部生まれていたら少子化は解決するような気がするんだが)、できちゃった婚は珍しくなく、なのに子供が欲しい夫婦は不妊治療を受けていて(医療が介入して生まれた子供の割合は3人に1人)、HIV感染者数は増加、20代女性には梅毒流行中、基礎体温をつけているお客様は私の20年近いエステティシャン人生を通してもおそらく30人にも満たず、更年期障害と気付かず多剤服用している人も。ピルを長期服用していると子供ができづらくなると誤解している人も多いですが、実際はその逆で、ピルをやめると妊娠率が高まる事実もまだまだ知られてない。(実際うっかり服用を忘れて即妊娠した知人もいます)とにかく自分の身体を知らない人が驚くほど多い。

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http://www.hisamitsu.co.jp/hrt/treatment/overseas.html

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http://www.j-clinic.jpn.com/woman/pill.html

だからこそ、ロレッタではホルモンバランスのことをよく話題にしています。そのおかげか、大量の月経血や月経痛に苦しむお客様が私にご相談くださり、婦人科をご紹介することも珍しくなくなってきました。みなさま、相談先に困っているのでしょうね。そういうときに私を頼ってもらえてとてもうれしいです。

初来店のお客様がどす黒い顔色をしていて明らかに貧血だったので、施術どころではないと判断、タクシーに同乗して私のかかりつけの婦人科にお連れしたことも。実際に当日は大量出血していたのでした。卒倒する前に病院に間に合ってほんとうによかった・・・。一回の月経あたりの経血量はヤクルト1~2本分ぐらい。1時間もナプキンがもたないのは過多月経です・・・!

子供を産む産まないにかかわらず、月経も更年期も誰にでも訪れるもの。知ることは自分の身体を自分で守る第一歩です。そして、くれぐれもストレスやオーバーワークで月経や排卵が止まっているのに「楽でいい」なんてやりすごさないでくださいね!!これは、私自身が20代に働きすぎて無排卵無月経の治療と更年期症状が大変だったので、当事者として断言します!当時も自分で治療法を調べまくっていたのですが、その頃はまだまだ低用量ピルで卵巣を休めるという治療は普及しておらず、排卵誘発の中容量ホルモン剤の治療が副作用がつらかったのです。自分に合致する超低用量ピルにたどり着いて、今はほんとうに身体が楽です。治療法の進歩に感謝!