ロレッタブログ

医者から最高の医療を引き出す心得 - 2016.12.02

美容外科の相談が急増しています。前後のスキンケアは、傷跡やダメージを最小限にとどめるためには非常に大切です。カウンセリングを受けるにあたり、先生に積極的に伝えたほうがよいこと、むしろ言わなくてよいこともあります。とはいえカウンセリングは雑談タイムではありません。自分が望む医療を実現するには、それなりの準備や努力も必要。
たとえば、現在服用している薬について尋ねられても「名前は憶えていません。なんか白いの。朝と夜に摂る。」とか答えちゃう人(答えになってないけど)が多いんじゃないでしょうか。白い錠剤といわれても、そんなの膨大にありますからね・・・。
自分の身体のことなのに、処方された薬の目的・名前・成分・内容量などについてスラスラ答えられる人には滅多に出会わない。のみ合わせや副作用とか、気にかけることは色々あるはずなんだけど・・・。自分の健康を「お医者様」任せにしすぎず、自助努力も怠りないようにしたいですよね。

その点では、美容医療に限らずこの本はとてもお勧め。ちょっとアメリカ的すぎるかな?と思わなくもないけど、それよりも見習いたい点がたくさん。

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●今、病院では、医者から最善の医療を引き出せる患者と、
引き出せない患者という「患者格差」が起きている――

“米国一のがんセンター”といわれる、
MDアンダーソンがんセンターの現役医師である著者曰く、
「日本の医療は、間違いなく世界トップクラス。でも、それを受けるのに必要な『患者力』は圧倒的に低い。そして、多くの日本人は損をしている」
昔と違い、治療法や薬の種類が増えすぎた現在、“お医者様”任せでは「最善の医療」を受けられなくなっている――。

●お金のあるなしは全く関係ない!
自分にあった、納得の医療を受けるために必要なたった一つのこと。
それは「患者の主体性」といくつかのノウハウ。
お金はまったく関係ありません。
本物の「患者力」を養成するために必要なノウハウを緊急伝授!

●そのまま使える実用性
病院へ行く前に必ず準備しておきたいこと、
医者との会話のしかた、具体的な質問例、そのまま使える本です。
「〇〇するだけで健康になる」
「××したくなければ、△△になれ! 」のようなものがあふれる昨今。
がんを治す専門医でありながら、
自身もがんにかかった著者の
「本当に患者のための本を」という想いの詰まった1冊。
医者のホンネも満載!

【目次】
序章 がんの専門医ががんになってわかった、患者にとって本当に大切なこと
1章 アメリカから見える、ここが変だよ日本の医療
2章 一流患者のすすめ――ここが変だよ日本の患者
3章 一流患者になるための「心の整理術」
4章 一流患者になるための「情報整理術」
5章 一流患者になるための「治療法」
6章 一流患者になるための「試練」