ロレッタブログ

緩和ケアの受講タイミングについて<続き> - 2017.06.24

緩和ケアを習得するとご自身やパートナーがいざ高齢になったときにどんな身体になっているのか、事前シュミレーションもできます。「明日は我が身」と思えば、危機感もつのります。受講生のみなさんは「そんなに身体が脆くなっているんですか!!」と驚愕されます。これを知らないと、よかれと思っておこなったマッサージが大切な人の身体を傷つけていた・・・ということが起こります。

非常に実りが多い学びです。思い立ったが吉日です。「所詮他人事」と思えるほど希薄な関係性なら、その人が病気になろうが怪我をしようが心配もしませんよね。自分のため、大切な人のために、1日でも早く習得することをお勧めします。「手当て」という言葉があるほどタッチングのパワーは偉大ですから。

<緩和ケア講習>
コース1(フィンランド式緩和ケア)3時間 ¥25,000(税別)
コース2(高齢者向けアロママッサージ)4時間 ¥45,000(税別)
コース1・2合計 ¥70,000(税別)
テキスト・実習用教材費・マッサージオイル30㎖2本分
復習のための実技再受講は ¥15,000(税別)/1時間

■コース1
福祉国家フィンランドや日本のクリニックでも実際に行われている緩和ケアHOITO(フィンランド語でマッサージ)を学びます。マッサージをする側、される側も心地よくなる優しいHOITOでQOL( Quality of Life)を高めましょう。
*講義
・フィンランドの高齢者ケアと自然療法
*実技
・手浴・足浴の方法:お湯の温度、拭きとり方のコツ
・ハンドマッサージ:病院やクリニックでも採用されているハンドマッサージ
・HOITOマッサージ:フィンランドで実践されてきた着衣のまま椅子に座ってできる上半身マッサージ

■コース2
初めて人に触れる方でもご自身の体に負担がかからない、手のぬくもりと精油の香りを利用して行う癒しのアロマテラピートリートメントを習得します。
*講義
・老化で起こる様々な現象
・介護に活かせるアロマテラピー、精油の正しい使用方法、希釈のポイント
・高齢者へのトリートメントのヒントと注意点

*実技
・背中のアロマトリートメント:ベッドに横たわり受けられるオイルオイルトリートメント。側臥位と腹臥位の両方をマスターします。深いリラックスに導くためのコツ、施術後の拭きとり方など。
・足のアロマトリートメント:ベッドサイドをはじめ、車椅子で歩けない方などにも座ったまま受けられるアロマオイルトリートメント。冷えやムクミを感じるひざ下を温め、血液やリンパ循環を促すためのコツなど。
・お腹のアロマトリートメント:背中や足に比べるとケアを怠りがちな腹部の循環促進法。