ロレッタブログ

さっぱり感の連続は良いのか悪いのか - 2017.08.19

7月のエンビロンキャンペーンで数人から頂いた意見。
「クレンジングクリームとジェルの使用感がしっくりこない」

もしかして、それは突っ張るほどさっぱりした洗い上がり感が無いので、物足りない感じがしたのでは?訊いてみたら、まさにその通りだったようです。(笑)

エンビロンのクレンジングクリームは少し硬めに作られていますが、これは製品開発者が意図的にそのように作ったものだと思われます。(←化粧品の基本処方も勉強したので、だいたい予想がつく)

欧米人に比べて我々日本人は表皮がうすく、特にバリア機能をつかさどる角質層という最表面の層は摩擦に弱い構造です。一般的なクレンジングクリームに比べるとエンビロンのクレンジングクリームが硬いのは、お肌を最も傷めて老化を促進しまう摩擦を最小限にして、お肌を守りながらメイクを落とすためなのです。
緩くてサラサラのクレンジング剤では、指と顔の皮膚が直接こすれてしまい、摩擦で傷みます。一方、クレンジング剤にある程度の硬さがあると、指と顔の皮膚の間にとどまったクレンジング剤が摩擦から守るクッション材の役目もしてくれるのです。
レチノイド反応期間中や、皮膚疾患で悩む方、お肌が弱い方にも安心してお使いいただけるよう、わけあってのこの処方なんです。もしお肌の上で伸びづらいようであれば、クレンジング剤を手の平にとり、両手の平を合わせると体温でゆるくなり、なじませやすくなりますよ。

また、ジェルは洗い上がりがさっぱりしないように処方されています。
洗顔後にさっぱり、すっきりなど、突っ張るほどの感覚があれば、実はそれはお肌に留めておきたい貴重な潤い成分まで洗い流してしまったサインです。老化とは、水気と油気が減り、潤いが足りなくなることです。自ら貴重な潤いを取り去りすぎて満足しているのは、老化促進しているだけです。「ちょっと物足りないかな?」と思える程度の洗い上がり感のほうが、実はお肌の老化をセーブできます。

戸澤会長のコラムも参考までにぜひご一読を!
お肌は、「洗わなさすぎ」か「洗いすぎ」のどちらかに偏っている方が殆どです・・・・!