ロレッタブログ

埋没法と切開法の両方を受けた理由 - 2017.10.13

お客様からご質問をいただきました。

「なぜ一度埋没法を受けてからさらに切開をしたのですか?最初から切開したほうが手間も痛みも少ないとおもうのですが、甲原さんのことなのでなにか考えがあったとしか思えません!」とのこと。

はい、そのとおりです!!よくわかっていらっしゃる。(笑)

メスって、一度入れたらもう元には戻らないわけです。だから切開→埋没法という順番は不可能。私はそれぞれの痛みや腫れ、ダウンタイムはどんな感じなのか、自分で体感したかったんです。それにせっかく一度しかないタイミングだから、顧客の皆様にもそれぞれの方法で眼元がどんなふうに変わるのか、リアルタイムで観察してもらえたほうがよいいでしょう?そんなの見る機会はおそらくめったに無いでしょうから。特に目は顔のどのパーツよりも印象が明らかに、強烈に、変化するものだし。だから絶対にバレたくない人には目のオペは積極的におすすめしません。バレるバレないって周りの人の観察眼次第でもあるので、完全にコントロールできるものでもないですしね。

ゲイや友人達にもよく言われるんですが、「目とか鼻とか顔とか、自分の身体で切った張ったをみせてくれるサロンってちょっとない」らしい。(当たり前か笑)

誰しも万が一失敗したら多大なリスク(金銭・時間・ダウンタイムの痛み・失敗した顔面など)をこうむる、しかも女性にとっての表玄関である顔をそうそう賭けには差し出さないですよね。(笑)「誰かがやって成功したのを見届けたら初めて自分も手を出してみる」というのが、ごくごく一般の人の考え方だろうし、それは決して悪いことではなくて、むしろ無理もないというか。やっぱりそこまでリスク取れない女性が圧倒的多数でしょう。女性は特に自分が損することを嫌がるから。みんな自分が一番かわいいもの。

それにどの部位、顔、身体のオペも、術後5年後ぐらいまではいい感じに経過していても、30年40年と経過したときの予測を正確にするのは不可能。その変化の理由はいくつかありますが老いて崩れた整形顔&整形ボディになることはいくらでもありうる。
どのような経年変化が予測されるかについてはサロンでご質問くださいね。

そういうときのために私みたいな専門家がいるわけです。朝起きてから夜寝るまでこの仕事のことしか考えず、もう20年近く生業にしてきているわけですから、ネット検索したり色んなサロンに足を運ぶだけでなんとなくエステや化粧品や美容のことを分かった気になるレベルの人とは、情報量・経験・知識の深さも幅も比べ物になりません。はっきりいいますが、追いつけるわけがない。


私は凡百のいくらでも替えが効くような仕事の達成度や理解度で終わるつもりは毛頭ないので、まだまだ今後もいろんなプランを立てていますよ。人間学ぶことを止めたら終わりです。

今のところ、もし次回オペする頃には主治医が引退していそうなので(ご本人もその頃は引退してるって断言してたし)、そこが最大の課題。大抵はそういうことすら考えずに、私に聞く前に色々やっちゃって後悔している人がほんとうに多いのが現実です。