ロレッタブログ

ビタミンDの最新研究情報 - 2017.10.02

プロティア ドクターズサプリ ビタミンA&Dについてのブログ記事の反響がとても大きかったので、今日はビタミンDについて記しますね。私はエステティシャンになる時に栄養学も一通り学んでいるので(じゃないとお客様の食事ノートチェックとかできない)、一通り理解しているのですが、ブログではあまり書いてなかったですもんね。

近年ビタミンDは国内外でその働きが注目、研究が進んでいます。「もはやビタミンというよりはホルモン」ともいえるスーパー栄養素!最新の分子栄養学に基づいて診療を行う精神科医の姫野知美先生のご著書から紹介。

・筋肉を強くする・・・ビタミンDを十分に摂っていた妊婦からは赤ちゃんの握力が強いことがわかっている、握力が強い人は脳卒中リスクが低くなることが知られており、生まれる前から好影響を与えているといえる。高齢者もビタミンD摂取で筋肉が増えることがわかっており、ロコモの前段階ノサルコペニアの予防に役立つと期待できる、

・うつ病のリスクが減少・・・うつ病には様々な要因があるが、その1つとしてビタミンD不足があり、特に冬季うつ病についてはその傾向が高く、ビタミンD投与が改善に役立つと言われている。

・喘息の治療にも役立つ・・・ワシントン大学の研究では、アメリカ在住の軽~中度の喘息患者408名全員がビタミンD不足という結果に。これらを2つのグループに分け、一方がビタミンDのサプリ摂取を服用したところ、吸入ステロイド薬の使用量を優位に減らすことができた。

・高血圧のリスクが減少・・・ビタミンD不足が続くと血管がかたくなり、しなやかさが失われて血行が悪くなるため、結果的に血圧が高くなり、心筋梗塞リスクが高まる。つまりビタミンD血中濃度が十分な人ほど、血管年齢が若く健康と言える。中性脂肪を低く調整する働きもわかった。

・糖尿病のリスクを軽減・・・ビタミンDの血中濃度を高いほど血糖値も2型糖尿病の発症率も低く、またインスリンの働きも良い。

・がんの予防、治療にも
・・・ビタミンDの血中濃度の高い乳がん患者は低い患者に比べて、生存率が2倍以上も高まる。これはビタミンDの細胞増殖抑制効果ががん細胞の成長を抑えたためと推測される。前立腺がんの男性のビタミンD不足が続くと、ガンが進行しやすいというデータも。

・アルツハイマーのリスクを低減・・・アメリカの調査ではビタミンDの血中濃度が低いとアルツハイマーを含む認知症の発症率が高いことがわかった。発症リスクはビタミンDの血中濃度が50nmlo/l以下で著しく増加する。

・血糖値を安定させる・・・血糖値が上がる前に運動をするとグルット4というたんぱく質を運ぶ輸送隊が出てきて、インスリンを介さずに代謝されるため、血糖値の乱降下から低血糖、という不調を防ぐことができる。グルット4を出すにはアミノ酸のロイシンの働きが関係することが知られていた。最近になり、ビタミンDがロイシンと同じ働きをすることが解明された。非定型抗精神薬の副作用として、しばしば高血糖がみられるが、京大のラットを用いた研究ではビタミンDを服用するとこの高血糖が防げるという結果がでた。精神疾患のある患者さんには朗報。

日本人はビタミンDの合成能力が低いと言われているため、適度な日光浴と食事やサプリメントで十分に血中濃度を上げて維持しておきたい。そしてビタミンDの研究者たちは「女性は20代の初期からビタミンDのサプリメントを摂り骨や歯を強化すべき」と主張しているのだそう。

手元にとてもよい資料があるので、載せますね。分子栄養学で有名な溝口先生のビタミンDについての見解です。ビタミンDの望ましい血中濃度が、海外の基準値と日本の基準値に大きな差があることがよくわかります。

トラブル症状を抱えている人、アレルギー症状が消えるのは血中濃度が40~70ng/mlの範囲。30ng/mlを超えるとインフルエンザの罹患率が低下し、花粉症にも効果あり。個人でサプリを摂るなら1日1,000~2,000IUくらいの範囲が安全でしょう、とのこと。

プロティアドクターズサプリA&Dを1粒(VA5,000IU)を4粒摂れば、1日のビタミンA摂取量は最低でも20,000IU、ビタミンDは1,600IU摂取できます。だから私の基本摂取量は毎日朝と夜に各2粒ずつ。
特に忙しい時期やお酒を呑む日は、体内の抗酸化ビタミンの消耗に備えて、その前後から6粒(朝・夜各3粒)に増量しています!