ロレッタブログ

技術マニュアルスキャン中! - 2017.10.22

トレーニングアイテムが増えてきたので、収納場所をつくるべくかさばる紙資料を片っ端からスキャン中。これまで関わってきたエステや外資系コスメブランド、習得してきた技術資料の量が膨大なのです・・・!

ゲランのインペリアルのマニュアル!なつかしい!インペリアルクリームってベルガプテンフリーじゃないのかかぶれる人多かったんですが、それでも処方を変えないのがまたフランス的というか(苦笑)。フェイシャルの肩マッサージの時に使っていたのですが、このコースは全身にインペリアルを使うコースでした。お部屋にもオー・インペリアルをスプレーしていました。

ビューティーシムA(ステップアップ式だったがあえなく廃番。リアクションで対応が大変だったのかも?)の90分フェイシャルの基本価格が¥36,000。施術工程はクレンジング、スクラブ、美容液塗布、マッサージ、マスク、と超オーソドックス。一流の立地での出店などなど、技術と中身以外の諸経費が加算されてこうなるのがよくわかる。

私は学生時代のバイトで高級ホテル(当時オープンしたてのリッツカールトン大阪、ロイヤル、帝国、ウエスティン、阪急インター等々)や一流料亭(吉兆や味吉兆、一宝とか)には毎日出入りしていました。社会人になっても百貨店系外資コスメや百貨店(伊勢丹、高島屋、小田急、西武、そごうなど)、ホテルスパ&エステ、超富裕層向け老人ホームなどラグジュアリービジネスばかりに関わってきたので、裏事情はよーく知っているんです。

だから、ロレッタでのエステの内容はこれらをはるかに進化させたバージョンでやってます。自分のサロンなら、とことんお客様のためだけを考えてよりよい効果を出すための工夫が存分にできるので、独立して本当によかった!人や物を沢山見てきたお客様ほど、うちの良さをよく理解してくださっています。

ゲランのボディシークレットは仏本国のトレーナーのソフィアから教わりました。

当時の新店長就任の挨拶状の残りの裏を使って技術メモをとっていました。オイルがついても破れないぐらい、その辺のノートよりもよっぽど丈夫だから。(笑)この店長はたしか4人目で、ほんとよく変わりました。阪神ハービスはリッツカールトンと連結している高級ファッションビルで、私がいたころは1Fがグッチ、ボッテガ、YSL、ベルルッティもあったかな。リッツはゲランで働くようになってからは茶話会でもよく利用していました。

ゲランのフェイシャル工程の顔ってエレガントな(メーテルみたいな?)伏し目がちなまつ毛なんです。(笑)独特の手技のためにフェイシャルスタッフは手指の第1関節曲げの練習をします。

パイヨの42ステップ!昔はもっと工程が多かったのですが今は42工程。かんばらさんは一時期トレーニングマネージャーだったのです。クリームの色がイエローとかパープルとか、ユニークさでは群を抜いてましたね。エステの業務商材もとても充実していて大好きでした。数年前パリを訪問したら、大きなスパをオープンしていました。

スイスのリディアダイナウのベルベットピーリング(サロンではベルピーとよんでいた)。フィトスチュミランが売り。ベルピーはブラックペッパー入りで、セルトーンつけてマッサージするとピカピカに輝いて好きでした。手技も独特でこれもユニークだったなあ。ゲランでは脱毛の時にもセルトーンを使っていました。あの硬さと仕上がり感のクリームってちょっと他にみたことない。ロレッタでもベルピーとリディアの店販用は一時期そろえていました。もうなくなっちゃったので、当時うちのオンラインショップを見た熱心なユーザーから「どうしても欲しいのだけど、もう手に入りませんか?」と問い合わせがきたことも。

ルノーのバイオリフティングドレインやホワイトインテンスも出てきた。当時のルノーのインストラクターは私と古巣が同じソシエで、私がゲランに配属される直前ぐらいまでその方はYSLのエステにいたそう。(大抵は2~3年で辞めるんです。)当時大阪の帝国ホテルのソシエの中にYSLサロンがあったんだったかな?私が入社してすぐYSLのエステは撤退しちゃったんです。YSLも拭き取りがグローブ。これもフランスの特徴かな。

タルゴのエナジーリフト。うちではオプションメニューで「スーパーリフト」と名付けて実施しています。ひたすら筋肉をつまむので、私の手がつりそうになる手技です。(笑)ものすごく顔がキュッと引き締まります!!美容医療をうけた方は向き不向きあるのでサロンでご質問くださいね。

クラシックテクニックとも呼べるDrジャッケのジャケットピンチング。またはパンスモン・ジャッケ。フランソワーズモリスのキネプラスティとは似ているようで、でも全然違う。

ヨーロッパとかアメリカでも色々違う。

他にも山ほど技術マニュアルが出てきて、インスピレーションがどんどん降りてきました!!
最近細胞賦活と処方研究を追求してきていたけど、成分の進化を追いかけるのを除けばこれもやりつくした感があるので、ゲランの頃のコールラボワールとか、「フランスのエステならでは!」って感じのボディコースも復活させてみようかな~。美容外科までやったので、私の中では「もう一度原点にかえってみよう」的な波がきています。何事も出尽くしたら基本の美しさに戻りますよね。そしてそれはそう簡単には揺らがない。

私はフェイシャルが得意だと思われがちなのですが、ゲランはボディ担当からスタートしたので、ボディも超大得意なんですよ!!!だから解剖学は大好き!でもボディの手技って、施術者の身体に体幹をはじめとするバランスよく発達した筋力が無いと正確に動けないので、ちゃんとできている人が実は非常に少ないのです。ほとんどの技術者の動きを見ていると、身体力学ができていないんです。本人はできているつもりでも、実はできていない、という人が大半。だからロレッタでは、あえてスウェディッシュのクラシックテクニック(スウェーデン本国のマッサージ)やディープティッシューマッサージ(深層筋マッサージ)、MLD(マニュアルリンパドレナージュ)など元祖といえる手技を近年はご提供するようにしていたのです。

みなさんフランスのエステティック的なトリートメントコースもご興味ありますか??皆様サロンでご希望おきかせくださいませ!