ロレッタブログ

老人性乾皮症 - 2017.10.05

日中はかなり空気が乾燥して気温もぐっと下がってきましたね!
都市部は温暖化や気候変動の影響で、年々湿度が低くなってきていて、東京の11月の湿度は50年前に比べると10%も低下しているのだそうです。

気密性が高い建物にエアコンや熱源が皮膚に近いホットカーペットや床暖房が完備された環境。
加湿器の準備はカラッカラに乾いてからじゃなくて、今から出していつでもスイッチオンできるよう準備しておいてくださいね!!!

これだけ乾ききった環境に囲まれているにも関わらず、洗いすぎが多い日本人はボディのスキンケアを疎かにしがち。夜のお風呂に朝シャワーを欠かさない人も多いですが、その後のボディケアをしない人がとても多いです。当然ですが、これでは老人性乾皮症にまっしぐら。うろこ状にかさついたり、白く粉をふいたりするまで何もつけないのはあまりにも残念。ボリボリ身体を掻いている女性には色気を感じないもの。また、掻き壊してしまうほどの過乾燥は皮膚科での治療が必要ですスキンケアはあくまでも日常のお手入れ。治療の代わりにはなりません。掻きこわす前に毎日スキンケアを励行して予防につとめ、手に負えないときは我慢せずぜひ皮膚科を受診してくださいね。

どんなにお手入れをしていても、加齢による変化は避けることは不可能。一昨年よりも去年が、そして去年よりも今年が、確実に乾燥しやすいお肌になっています。血流の低下、皮膚の水分量・油分量の低下、細胞分裂の低下など、あらゆる機能が低下します。皮膚は全身を包む一枚皮(膜)。朝夜のお顔へのスキンケアを欠かさないのと同様に、ボディにも朝夜保湿ケアを励行しましょうね。ローションや乳液ではなく必要なのはクリームです。くれぐれもアイテム選びはお間違えなく!いつも大丈夫だから今年も大丈夫と油断せず、掻き壊して色素沈着を起こしたりする前に、スキンケアで守ってあげてください。

■公益社団法人日本薬学会 老人性乾皮症のくすりのはなし
・老人性乾皮症とは?
加齢に伴い皮膚の水分が減少し、乾燥してかさついた状態が老人性乾皮症です。は特に空気の乾燥する秋から冬にかけて現われ、自覚症状として痒みを伴うことが特徴です。

・症状は?
腰まわりや太もも、すねによくみられます。痒みがあり、カサカサして粉を吹いたような状態になります。掻くとますます痒みがまして、掻き壊すと炎症性の湿疹(乾燥性湿疹や貨幣状湿疹)に進行します。