ロレッタブログ

恋愛の間口は広がるけど、最終的には性格 - 2017.11.03

昨日の続き。

この夜の顔ぶれについて、タカナシブログでうさぎさんが

『毎月第4日曜日に新宿二丁目のゲイバーでママをやってるんだけど、こないだ、そこにタカナシクリニックのお客さんだという女性が二人いらしたわ。
二人とも顔見た瞬間から「綺麗な人だな」と思ってたら、やっぱりタカナシ作品なのね(笑)。』

と記していたのだけど、このうちの一人が私ですね。(笑)もうお一人は切開悩み中だったので、私のブログが参考になればいいなー。

うさぎさんと私は美容整形が成功して性格が悪くなるタイプついて「(きれいになると)周りの人の対応がわかりやすく変わるから」「男性が感じよくなったり褒められたりして舞い上がっちゃうのか」「よっぽど鬱屈したものがあったんだろうね」なんてお話していました。

整形で性格まで変容する人って、おおらか、溌溂、いきいきとかのプラスの変化なら好ましいのだけど、マイナスに偏る人はおそらく精神のバランスを崩した自分にうっすら気づいているとは思うんですよね。特に美醜コンプレックスが肥大していた人、自己採点が高めでそれに見合う周りの評価がついてこなかった人ほどそんな様子なのかもしれない。よほど悔しかったり、自分を認めてもらえなかった過去があるのだと推測する。だから高慢になったり、浮かれてちょっとおかしくなっても自分で自分を止められないぐらい「ざまあみろバンザイ!」みたいな感じなんでしょうね。誰に向かって言っているのかは不明だけど。(笑)おそらく、自分を卑屈な気持ちにさせたすべての人に対してだろうね。

そうなると鬱屈を晴らしている最中にそういう自分を出さないように我慢しても、いずれもっと激しく爆発するのは間違いない。それでは本人も苦しいだろうから、今のうちに気の済むまで発散さたせたほうがいいのかもしれない。なんでもやり飽きるものだから、そのうち程よいところに治まるとおもう。希望的観測。

私みたいに誰彼かまわず整形をおおっぴらにカムアウトしてるならまだしも(面白がってくれる友人と寛容な恋人ばかりなもんで)、ある程度は「整形で綺麗になって恋愛で自己実現!」的な夢がありそうには思う。でも女性は閉経以降は異性への興味が激減する傾向はあるので、20代~40代で鬱屈爆発した人ならいくら長くつづいてもその辺で鎮火するんじゃないかと私は予想しています。ただし40代以降はテストステロンの比率が高くなるので、更年期以後メンタルバランスも崩れて自律神経失調気味になる方が少なくないので、より一層周囲に攻撃的になる可能性も無きにしも非ずですが・・・。何事にも普遍性と個別性はありますから。

だからやっぱり、異性からのモテとか、他の女性より優越か否かとかを自分の評価の軸に置かないほうが生きやすい。人の行動や気持ちはその人のものであって、その人の自由であり、自分にはどうしようもないもの。好きになる理由や好かれる理由にも普遍性と個別性はあるから「綺麗になったら他の欠点は全部チャラ」にはならないし。若さで競っても毎日女児は誕生しているわけで(究極の若さ)、美しさで競ってもエリザベス・テイラーみたいにブルガリのジュエリーを百億円分貢がれるような桁違いの美貌でもなく、上を見たらきりがない。

もし映画「クレオパトラ」のリメイク版があるとしても、主演のオファーなんてまず絶対にこないわけですよ。(笑)

だから整形で変わった自分の外見と周りの反応にズームインして一喜一憂するよりも、それをズームアウトして面白がれるぐらいの精神的余裕があったほうがいい。

だって、エステの仕事やってる私がこういうのもなんですが、外見をつくろうこと以外にも、やることとか、やりたいことって、もういっぱいあるじゃないですか?経済的自立は精神的自立と一体だから40代までに確固たるキャリアの形成に尽力するとか、新しくチャレンジしたい分野について調べたり、趣味、友人関係、人生の先輩に習うこと、身体づくり、健康管理などなど、自分の成長を促すものって山ほどあります。それが思いつかない人は、美醜の問題よりもそのほうがよほど問題。

この日の結論も「(きれいになると)たしかに恋愛の間口は広がるけど、最終的には性格だからね」なんですよ。私の主治医の高梨先生も著書で「私がモテないのはブスなせい。だから私はもっときれいにならないと」って言う女性には「モテないのは性格だよ」ってはっきり言ってたしね。「顔+内面+知性」だと。

極端なアイデアかもしれないけど、私は世界中の女性が整形できれいになったら、最終的には性格というのが証明されるんじゃないかなって思っています。一番簡単に変えられるところのハードルを全員が超えている状態になれば、スタート地点が同じになるでしょう?結局、最後は性格。人格なんですよ。