ロレッタブログ

ノーベル平和賞ものかも - 2018.02.08

この本に書いてあることを世の中の男女が使いこなした暁には、著者はノーベル平和賞ものかも!

なぜ女は親切なアドバイスに逆ギレするのか! ? 脳科学が解く! 女の機嫌をなおす18の処方箋
親切なアドバイスに逆ギレする、過去を蒸し返す、些細なひと言で怒り出す、答えようのない質問をする、急に不機嫌になる…… すべてに理由と処方箋がある! 本書は、男女間の“あるある”すれ違いから生じる “女の不機嫌”を18のケースに分け、脳科学の見地からすぐに実践できる具体的な処方箋を示した究極の指南書。
男性にとって不可解な女性の言動の多くは、察しがよく、目の前のものをなめるように見て、共感を心のよりどころとする女性脳の特徴によるもの。大きな世界を俯瞰し、目の前の細かいことにいちいち動揺しないで、素早く目的を果たすことに快感を覚える男性脳とはそもそもの仕組みが違うのである。この男女脳の違いを知るだけで、男女のすれ違いは解消され、恋愛も家庭も仕事もうまくいく。
女の気持ちは永遠にわからないと思っているすべての男性、大切な男性ともっとわかり合いたいと悩んでいるすべての女性に読んでもらいたい、脳とことばの専門家による画期的な男女脳マニュアル!

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仕事でもプライベートでも、男女問わずいろんな人から悩みやボヤキを聞きますが、女性は妄想力が暴走する傾向があるし、あいまいな言い方や態度をして相手が察してくれるかどうかで相手の愛を図ろうとするからますます自体がややこしくなり、こじれやすい。おそらく「私のことを大切に思っているならわかるはずでしょう?」→「察してくれない」→「つまり私のことが大切じゃないのね!」→結果的に不機嫌orプンプンorイライラ→これが繰り返され続けた暁に「もう別れたい」とかになりやすい。

私もこの気持ちはとってもとっっってもよーーーーーーくわかるので、そう思えるのも無理はないと思うんですが、やっぱりこれって女性特有の思考。男性にはまずあてはまらないんですよね・・・。

実際、肝心の本質がまったく伝わらない遠回しな言い方での「察してよ」的態度をどう思うか、男性方に聞き込み調査してみたんですが、彼らに言わせれば「試すという行動自体がそもそもうざい」「めんどくさい」「はっきり口で言ってほしい」となる。女性としては一見ぞんざいに扱われているような気がするけれど、実はそれだけ彼の内側に入ったという証拠なんでしょうね。

しかし人は相手と親しくなればなるほど相手の言葉を言葉通りにうけとらなくなってしまうので事が一層こじれる。でもこういう思考回路だと、おそらく相手が誰に変わってもコミュニケーションがうまくいかない可能が非常に高い。人は長く一緒にいれば必ず相手に不満が出てくるもの。距離が近くなれば不仲になるという前提で接した方がいいと思う。自分だって相手から良く思われていないところがあるはずだから、お互いさま。夫婦、親子、ご近所問題、会社の人間関係がこじれやすいのって、そういう距離感の問題もあるんじゃないですかね、きっと。会いたくないときでも顔を合わせないといけないからね。

話戻って。
この本は、女性も、自分にとっての当たり前の思考回路が、言葉にされていないことがこんなに多いのに、それを「察して理解してみろ」というほうが無理だわなと痛感する一冊になるんじゃないかと。私もとっても勉強になりました!相手は自分の機嫌をとるために生きているわけじゃない。別れるでもなく、今後もまだ相手と共に生きていきたいのなら、そろそろこれまでとは違う伝え方、考え方も学びたいもの。もちろん、世の男性にはぜひ読んで欲しい一冊。

思わず納得の内容を下記に一部抜粋。太字は原文のままですが、私もまったく同意見です!!

・「好きにすればいいじゃない」と突き放される
→処方箋:もちろん、好きにしてはいけない。「そんなのやだよ、許して欲しいんだ」と甘えて食い下がってみて。

ただし、このセリフが長い付き合いの彼女から、しみじみとした口調で出た時はやはり対処しよう。これは、たった一回でも最終通告に近い。長らく、「こうして」と言い続けてきた彼女が、ある日「好きにすればいいじゃない」と静かに口にしたら、「もうあきれた、あなたを見捨てる」というパフォーマンスだ。

・口をきいてくれない
→処方箋:あまり気にしないでいいが、ひとつぐらいはいつもはしないサービスをしよう。
前にも述べたが、女性は察してほしい脳の持ち主。恩にきせなくても、日ごろの女性のサポートに感謝してくれたり、ちょっとしたしぐさにははっとして、「大丈夫?」といたわってくれたりするのを願っているのである。それがかなわないとき、さっさとことばで要求すればよいものを、「不機嫌」というかたちで不満を伝えて、あくまでも察してもらおうとする女性もいる。

甘いものをチェーン食いする女性は、日ごろ気分が安定しないうえに、朝ご飯をきちんと食べていなかったり、動物性たんぱく質が不足していたりするせいで、生理周期の気分の乱降下も激しい。ちゃんとした食事ができる女性は情緒が安定しているし、いざ子供を持つときにもいい経過を見る。男性たちは、甘いものをちょいちょい口にする女性、食事をないがしろにする女性には、基本、近づかない方がいい。この本を読んでいる女性は、自分で自分を律しよう。

・「だから、言ったじゃないの」と口うるさい
男性が女性にいわれてキレる言葉のひとつ。なので、このことば、女性たちは封印したほうがいい。女性にしてみれば、珠玉のアドバイスを何度もしたのに、聞き入れない男性たち。親切を無にされたむなしさをひしひしと感じてしまうのだ。
→処方箋:「本当だね、きみの言った通りだったよ」と、にこやかに白旗を挙げよう。

そうまでしても、この本の読者の男性には、周囲の女性に大切に思われて欲しい。なにせ、女性に大切に思われることは、存外大事なのである。女性脳は「本人も気づかないうちに、大切な人のわずかな変化に気づいて、知らず知らずのうちにリスクヘッジしている」脳なのだ。「女性の部下に大切に思われていない男性は出世しない」とは、金融業界の常識だが、ほかの業界でも多くのビジネスパーソンが口にする。でも、時には例外もある。もしも「本当だね。きみの言う通りだった」と声をかけてあげたとき、「調子に乗って、男性を貶めておしまい」の思いやりのない女性なら、底意地が悪すぎる。
「だから言ったじゃないの」は段取りのいい女性の口ぐせだから、これだけで逆上するのはもったいないが、「本当だね」に対して思いやりのない女性には逆上していい。まだ選択の余地があるなら、できれば一生の伴侶には選ばないほうが良い。