ロレッタブログ

糖尿足についても勉強してみた - 2018.06.10

ロレッタのお客様にはお医者様が多いので「糖尿病は本当に怖いよ~」と常々伺っていました。
知人にも糖尿病の人がいたりして、中には足を切断した方も。

でも、足を切ることになるまでの流れまでは理解していなかったので、今回の足のオペに備えて沢山の読んだ学術書で、糖尿病足についても学んでみました。

新・足のクリニック 教科書に書けなかった診療のコツ/井口傑/南江堂

医師に知ってほしい糖尿病足
糖尿病足では、次のように医者にとっても意外なことが起こる。

・踵や中足骨を骨折しても、折れたことに気づかず平気で歩行している。
・アキレス腱が切れても、切れたことに気づかず平気て歩いている。
・踵骨や下腿骨に疲労骨折を起こしても、折れたことに気づかず平気で歩いている・
・骨や腱が見えるほどの靴擦れでも、傷まないので放っておいたり、自分で処置したりしている。
・靴の中に釘が出ていても平気で履いている。
・釘が刺さっていても気づかない。
・爪を切る時、胼胝を削る時に皮膚を切っても気づかない。
・湯たんぽや電気アンカによる低温やけどで水泡ができても、低温やけどに気づかずそれらを使い続けている。
・発赤、腫脹を起こすほどに、赤外線こたつやストーブへ足を近づける。
・潰瘍から壊疽になっても「痛いから」ではなく、「臭いから」といって来院する。

・・・絶句ですよね。
未知の世界すぎて顎がはずれそうなぐらいびっくり・・・。
糖尿病は知覚神経障害を起こすとはいえ、ここまでとは・・・。生活習慣病ってほんと恐ろしい。

既に身についてしまった習慣を変えることは、習慣を身につける時よりもはるかに労を要します。
食・運動・睡眠・スキンケアなどの毎日くりかえす「生活」の「習慣」は、できうる限り人生のなるべく早い段階で良いものを身につけるのが理想。でも、親からも誰からも教わってこなかったとことも色々ありますよね。そしたら、教わらなかったことに気づけたんだから、今日から自分で習得すればよいだけです。誰かにせいにし続けてやらないままでいるのではなく、自分で自分の為に、良い習慣づくりをはじめたいですね。