ロレッタブログ

キャディラック(タワー)その2 - 2018.12.10

2010年のブログでご紹介したMagician on Cadillacです。
この頃に先生からは「上級編のピラティスは、サーカスとかオリンピックの人がやるみたいなエクササイズがあったりします。」と言われていたのですが、それができるようになって楽しい。うれしい。かつて難しかったこと、できなかったことを克服していくのをゲーム感覚で楽しめるのがピラティスのよいところ。

リフォーマーなどのエクササイズと比較すると、キャディラックではさらに左右差を感じやすくなります。
また、リフォーマーのようにキャリッジが動かないので、座面が動くのがこわいという方にもおすすめです。様々な方向からスプリングで負荷を与えられるのがキャディラックのユニークな特徴です。

マジシャンシリーズは、今では私の大好きなエクササイズになりました。
ピラティスの特徴ともいえるエロンゲーションと、空中で体軸を保つバランス感覚と全身の筋肉の拮抗のバランスがやっていてとっても面白いです!!

そういえば、私は小学校ごろまでは一輪車、ローラースケート、スケボー、ブランコなど接地面が不安定な状態での遊びが大好きで、毎日身体を存分に使って遊びまくっていました。(当然生傷も絶えないので、すりむいたり縫ったりで近所の外科には何度お世話になったことか。笑)

考えてみれば、そもそも子供って細くて不安定なところを歩くのがすごく好きですよね。
歩道よりも、道路を隔てる縁石ブロックに必ずといっていいほど乗り移って、両手を広げてバランスを取りながら、フラフラ歩いてますもんね。(笑)

我々も遥か昔の原始時代のご先祖様まで遡れば、食料採取に木に登り、狩猟のために凸凹と不安定な野や山を歩く身体能力とバランス感覚、魚を捕るための強靭な体幹から生み出される四肢のしなやかで柔軟な動きなどは、生存のための必須条件だったはず。だから、幼少期のそうした行動は動物が生存していくうえで欠かせない、バランス感覚や安定した筋力と体幹を獲得していくために、本能レベルで組み込まれた当然の身体反応なのかもしれない。

だから今でもピラティスでどんなに難しいエクササイズも苦に感じず、いつか簡単にできるようになってやる!チャレンジは楽しいぞ!ぐらいになっているのは、むしろ自然なことなのかも・・・?