ロレッタブログ

ヴィヴィアン・リーの眉 - 2019.03.08

1940年代~1950年代で独特な怪うさをはらんでいるいる女優がヴィヴィアン・リー。30代頃から双極性障害を発症したといわれていますが、 彼女は気位の異常な高さも評判でした。 気難しいことで有名なローレンス・オリヴィエも心労で消耗つづきだったとか。そういう二人の結婚生活なら波乱万丈でないわけがない。キリキリと高く吊り上がったアーチ形の眉が、いかにも神経症的性格の人らしい独特の表情を現していると思います。きれいなんだけど、不安定な異様な雰囲気もありますよね。

だから、映画「欲望という名の電車」の精神のバランスを崩して病んでいくブランチ・デュボワは超はまり役なわけです。その分だけ本人もしんどかったでしょうが、鬼気迫る演技とはこのこと!

それにしてもマーロン・ブランドみたいな男性、どこかにいないものか。(笑)