ロレッタブログ

【外反母趾手術】歩行バランス比較 - 2019.04.13

記そうと思ってすっかり忘れていたこと!歩行バランスの変化について。

ウォークウェイという歩行を様々な角度から解析する検査機器で測定した圧力分布記録を見比べると面白いです。

理学療法士さんたちと「左右の足の外旋の角度は調べられないんですか?」「それができるともっといいんだけど、その基準線が無いんです」「それ知りたいですよねー」とか意見を交わしながら測ってきました。(笑) 測定するならもう少し歩行距離が長めにとれると本来の歩行スピードが出せるから望ましいですよね。今の歩行距離だとちょうどスピードが出てつつあるところで、測定器用に敷かれたシートの長さが終わる。(笑)

とても便利な機器だけど、もうあと一押し!!と言う感じです。今後の進化に患者としても期待したい!!!そしてオペからそろそろ一年経つので、また測ってみたい!

→●ウォークウェイ 歩行時における時間因子・距離因子をリアルタイムに自動計測

これがオペ前日(5/1)。外反母趾角度の強かった左足の記録をのせますね。小指はカーリートゥなので体重がうまくかかりません。そして母指での蹴りだしが外反母趾でしづらい状態になっているせいで、母趾球と踵に衝撃が大きいことがよくわかります。母趾球はタコができやすくて、しょっちゅうビューティーフットとケラチンケアでセルフケアしていました。

そしてオペ終了→入院リハ→自宅リハ→歩行再開&自宅リハ継続した結果がこちら。リハビリ最終日(7月末日)時点ではまだ踵着地が強いので、これまでうまく動かすことができなくなっていた母趾を地道に動かすリハビリを自宅でも継続中。母趾や他の指の筋力がもっと快復すれば、より強く蹴りだせるようになるので、ロッキングしやすい膝への負担が軽減できるように訓練をつづけています。近頃は再生した母趾がますますしなやかに動くようになって嬉しい! しかももうタコができない!!!

面白いのは、自分の身体って最も身近にあるのと同時に最も未知なものだということ。知っているつもりでいても、まだまだ理解ができていなかったりする。既知のことがさらに腑に落ち理解でき、感動することすらある。思っていた動かし方が、こんな風にオペをするとまた次のステージの動かし方に変化することもあります。歩行や立位のバランスが、自分の身体なのに発見だらけで、オペから11か月経過した今でも、まだまだ発見に満ちています。かなり踵の着地癖が軽減できてきました。私にとっては、贅沢なレジャーよりも自分の身体が最も満ちで冒険できてはるかに楽しいです。

今よりももっとずっと高いレベルでの理解ができる世界がまだまだ自分の身体にはあると思えるのは、ワクワクするし、未知を前に謙虚になれるし、楽しいし、より大事にしようと思えますね。