ロレッタブログ

依存症治療とダイエットの手法は同じ - 2019.04.28

エステプロラボのプロフェッショナルハーブティーのご紹介のブログで、アルコール依存について言及したところ、予想以上の反響でした。

「私も仕事から帰宅したらリラックスするために、毎晩ついお酒を飲んでしまうから、気をつけなきゃって思いました」という声が多く聞かれました。ビール1本だったり、ワインだったり、スパークリングだったり、種類はいろいろですが、「お酒をついつい毎晩1杯」がそのうち6杯、8杯・・・と増えたり、毎日欠かせない習慣になっていたら、軌道修正のしどきかもですよね。


お酒も糖質も甘味も「美味しくって止まらない」というときは、脳の報酬系という部分が活性化していて、ドーパミンが放出されて、脳に心地よい感情がうまれるのだそうです。そして、なんとこの快感状態は、コカインや覚せい剤やモルヒネのような麻薬を使った時と同じ!

年単位でこれが続くと体重も増え、体型は崩れ、お財布にも優しくないし、「また飲んじゃった」の罪悪感や二日酔い、深酒が続くと仕事にも支障をきたすかもしれないし、そうなると健康にも心にも優しくない。せっかく変わるなら、毎日頑張っている自分に自分で優しくしてあげられるような、よい方向に変わりたいものです。

今回はその対策や方法について記しますね。

「ここ10年で、女性のアルコール依存症が1.7倍に増えている」

 なぜ、女性の間でアルコール依存症が増えているの?
そもそも、どうしてアルコール依存症になっちゃうの?

→●女性の間で増えるアルコール依存症…量を飲む人より、〇〇な人がなりやすい。

WOTOPI 

この記事から推測するに、おそらく高ぶったり落ちこんだメンタルを楽にするスイッチがお酒という1つの方策しかないのが問題なのかも。

周りの依存症者を見ていると(←自称ではなく真正のほう)はさみしい人、人間関係が不得手な人、気まじめすぎる人がなりやすいのかな?という印象です。
依存症まではいかなくとも、依存傾向に思い当たる方は「生き方のリフレーミングが必要なサイン」と受け止めたほうがよいように思います。

しかし、逃避と酩酊を繰り返す依存症のおかげでなんとか今日まで生き伸びられている人もいるとも思います。つまり、もしそれがなかったらもっと短命だったかもしれない人もいるはず。だから、すべての依存症者をひとくくりに「害悪」扱いすることが正解とは、どうも言えないように感じます。何事もケースバイケース。現時点で依存傾向がない人は全く問題がないかというとそうではなくて、生きていれば人間関係の不遇や行き詰まりや理不尽には、程度の差こそあれ、誰だって遭遇するもの。だから、依存症と完全に無縁な人もいないように感じます。人に起こることは、自分にも起こり得ることのはずだから。

とはいえ、 酩酊状態で現実逃避したほうが一時的に気が楽になっても、いずれ健康を損なったり、経済的にも社会的にも立場がなくなったりすると、結果的にはさらに現実が生きづらくなる。そういう展開になってしまうのは、ちょっともったいないし、惜しいですよね。 とはいえ、ドーパミンがでなくなるとパーキンソン病にもなるし、鬱にもなる。だから出なけりゃいいかと言うとそういうものでもない。つまり程度と加減の問題。

「依存症」になりやすいものは3つに分けられるそうです。

  • アルコール、たばこ、カフェイン、ドラッグ、砂糖などの「物質」依存(←精製された物質が多いように思います)
  • ギャンブル、買い物、美容整形、窃盗、過食などの「行為」依存
  • 恋愛や性などの「関係性」依存

関係性の依存は、「君がいなくてはぼくは生きていけない」とかいわれて浮かれて結婚しちゃうとか、「彼には私がいないとダメなの 」みたいな勘違い をしてしまう等が分かりやすいでしょうか。「あるある!!」ですが、まさに脳がドーパミン出すぎのラリッた酩酊状態なのがよくわかります。(笑) 助けたい症候群の典型ですね。

こういう「助けたい人」と「図にのる人」の組み合わせパターンは散見されますが、大抵の場合は助けたい人が相手の子ども返りとわがままに耐えかねてつぶれて悲惨なことになります。(そういうのも見たことあるある!!)だから「選ばれた私」的な自己陶酔ストーリーに弱い女性は要注意。(だからデヴィ夫人の著書には「選ばれる女になりなさい」というヒロインじみたタイトルがつくし、その方が売れるわけですね。)

また、「よしよし」してほしいタイプのかまってちゃんタイプの女性は、相手を振り回す子ども返りをしやすい。この場合、最初のうちは「こんな私でも愛されちゃった」と舞い上がりやすく、次第に年の割には幼稚すぎて傍迷惑な人と化していくので、これもまた要注意です。

しかし実際には、こういう関係性こそ他人からは指摘しづらいし、年功序列の日本で、いい歳した目上の人に「そういう行動ってイタイですよ」とかはなかなか言いづらいわけです。職場なら給料さえもらえればよいので軋轢を生むようなことをわざわざ言って得することはないし、プライベートでも社会人にもなれば「この人なんか変」と思ったら「そーっとフェイドアウト」という大人の対応をしてそれとなく遠ざかるわけですね。

なので、本来ならば「いい歳」になるよりもはるか手前に自分で気づくなり、他人からの指摘に素直に耳を傾けて思考回路や行動修正するなりしておきたいところです。ほんとはね。

続きは明日。