ロレッタブログ

高級車の営業とキャバクラの接客は通じるものがある <つづき> - 2019.05.24

昨日のつづき。

色恋営業とはいえ、好みのタイプと出会ったら。たとえばこんな展開はどうでしょうか。

  1. 年下男性や好みのタイプとお話する機会が増えてにわかにウキウキ。笑顔が増えたおかげで、眉間のしわとヘの字口の般若顔が、口角が上がり柔和な目元の優しい顔つきになる。
  2. 怠惰な毎日に「美しくなる」という目標とモチベーションが加わり、張りあいが出て新しいチャレンジにも意欲的になる。
  3. 「スキンケアもファッションもメイクもヘアスタイルもぜーんぶもうふた頑張りぐらいしちゃえ!エクササイズでスタイルよくして、ついでに美容整形もしちゃえ!!」

こうなれば若返らないはずがない。 変身はご本人が過程も含めて楽しい経験だろうから、好ましい変化ですよね。愚痴と文句三昧で表情筋だけではなく心まで緩みきったおばさんでいるのをよしとする女性よりも、はるかにポジティブでいじらしくてかわいい女性だと思うんですよ。

せっかくなんだから取り澄ましてないで、こういう時こそ自分の下心を認めて大活用してとっとと綺麗になっちゃえばいいんですよ。せっかく訪れたチャンスは自分のために最大限活かさなきゃ。鼻先にぶら下がった人参が性に近いものであればあるほど人は頑張ります。

女性はそういうことを認めたがらない人がまだまだ多いけれど、ご自分のセンシュアルで性的な魅力は存分に発揮していいと思うんですよね。そこを無視していつまでも庇護下でいたいお嬢さんを目指すほうがむしろ宝の持ち腐れ。30、40、50歳と年齢を重ねているのに「気分はまだ女子大生」のほうがちょっと心配。

さらに、想定外の出費でお財布が痛むどころか「やっぱりその手できたか!」と面白がれたり、営業マンの色営業トークを新手のレジャーやエンタメみたいに愉快がれるぐらい経済的・精神的にも鷹揚で余裕があれば、なおよいかも。「女性のお客さんにはそうやってプライベートの過ごし方まで色々聞きだして気分よくなってもらってから販売に繋げるの?高額製品はやっぱりそうよね~今まで一番高い金額は幾らぐらいで買ってもらえたの~?」とか、相手が答えづらい質問を反応を面白がるのも良し。(笑)そのぐらい上手くガス抜きできるといいですよね。

デヴィ夫人が15年お付き合いした年下の愛人は、夫人の援助でジュエリーの資格を取得してハリー・ウィンストンに就職したそうですし。夫人も愛人育てを楽しみ、愛人もご自身の適性に合ったキャリアアップを果たして賢明。そういえば、羽賀研二もマダムにジュエリーを売りまくっていたような?

また、こういうことに対して「夢を見るのは本人の自由だし、水を差すのもちょっとね」と見ざる言わざる聞かざるのエステティシャンもいると思います。なので、どの対応が唯一正解とは言えないと思いますが。


良いことも愚かなこともくだらないことも立派なことも、一回自分でやってみて初めて気が済むしわかることってあると思うので、その匙加減もケースバイケース。

とりあえず買うも貢ぐも、経済的な負担は人生が破綻しない範囲で留まったほうが良いとは思うので(ですよね?)、私に言えることがあるとすれば、精神的に他者からの承認に飢えていて、でもそんな自分を認めたくなくて、性愛には自然な出会いを欲していて、でも高すぎるプライドとか低すぎる自己価値観とか素直さの喪失とか経験知が少なさとか映画や小説のフィクションで描かれるロマンスの影響も入り混じっていて恋は辛くてジェットコースターみたいなものこそ本物だと信じていて、「まったりする恋なんて恋じゃないわ」的な内心破滅憧れ系で「私のことをもっと気にいってほしいし、よく思われたいし、断ったらもう会えないかもしれないし、もうあの笑顔が見られないのはつらいし、頑張れば出せない金額じゃないし、ドキドキすること自体がそもそも何年ぶりなのかしらわたし、もしかしたらこれがもう人生で最後の恋かもしれない・・・!」みたいな心境の場合は、あっというまに金額の末尾に0を連ねやすいです。人生破綻したケースもたまーに聞こえてくるので(うちのお客様じゃないですよ)その辺りの加減はどうぞお気をつけくださいね・・・です。

今日は最後のこの記事をシェアしますね。夜職接客業のプロとしておじさま相手のトークは勤めあげた彼女たち。これもまさに適材適所のセカンドキャリアだと思います。男性も女性も、求めるものってそんなに変わらない。

→●「あのまま続けても老けていく一方」キャバ嬢たちのセカンドキャリアに迫る
歌舞伎町で5年間キャバクラに勤めているというマリアという女性に向けて、担当者が「土日祝休みで、給与は23万から」と建設会社の事務を紹介したほか、おすすめとして高級外国車のディーラーの仕事を提案した。担当者によるとディーラーの対面式営業とキャバクラ嬢の接客は通じるものがあるそうで、「高級車を扱っている店舗なので、富裕層しか来ないんですよ。夜の仕事でも社長さんとか来るじゃないですか。なのでこういうのもキャバ嬢向きなんじゃないかな」と理由を説明。恵まれた給与体系を聞かされ、マリアは興味深そうに耳を傾けていた。

 さらに、実際に32歳でキャバクラ嬢から営業に転職した女性に話を聞くことに。彼女は「営業はトーク力を結構求められると思うんですけど、やっぱり相手先の方が男性だったりすると仕事とりやすいですね」とキャバクラでの接客経験が営業の仕事に活かされていると語った。