ロレッタブログ

【外反母趾手術】フェンタニルは阿片よりも強力 - 2019.06.06

外反母趾手術を検討中のお客様と、鎮痛剤について語り合ったのですが(どんな話。笑)私が投与されたフェンタニルは、ダウナー系ドラッグとして最近アメリカで大流行して中毒死が多発中らしい。

術後にフェンタニルを投与されて、時間の感覚がなくなる恍惚と陶酔のなかベッド上で考えていたことは「この感じだとおそらくこの物質は阿片に似たものだろうから、阿片窟の廃人と似たような感じなのだろう。これだけダウナーになる薬物ならそりゃ戦争も起きるわ」でした。こんなのやりつづけてたらまず人間として使い物になりません!もし全国民にこんなものが蔓延したら間違いなく国は亡びます!(笑)

後日あらためて調べてみました。フェンタニルは合成ヘロインであり、アヘン→モルヒネ→ヘロインの順に精製して強くなるのだそう。 Wikipediaによると「薬物の危険性を最高3点として数値化した研究によれば、ヘロインは快感3点、精神的依存3点、身体依存3点と依存性は最高の3点となっている唯一の薬物である」と。人開けてはならないパンドラの箱をどうしても開けたくなるのが人間の性なのかもしれませんが、人間の知恵は実にいろんなものを作り出しますね。

そして、腰痛持ちだったプリンスがオバードズで亡くなった薬物もフェンタニルらしい。 腰痛にこれを頻回に投与するなんて、よほどの痛みだったのかもしれませんが。マイケル・ジャクソンのプロポフォール投与による死亡といい、美容整形がエスカレートして変顔になる女優たちといい、アメリカのセレブ相手のドクターは高額ギャランティのはずだし、とびきり腕のよいドクターを紹介してもらったり、出会えるチャンスも一般人よりはるかに多そうなのに、どうしてこんなことになるのか。詐欺師まがいのインチキドクターも寄ってきやすいのかもしれないけれど。こうなると有名になりお金持ちになり豪奢な生活送れる立場になるのが良いのか悪いのか、なかなか難しいところですよね。

以下Wilipediaより。

フェンタニルの効果はモルヒネの100–200倍と言われ、モルヒネを始めとする、その他のオピオイド性鎮痛薬と同様、循環器系にあまり影響はないが、呼吸抑制は強く、臨床使用量でも多くの場合、呼吸補助を必要とする。大量投与でない限り、意識レベルには影響しない。使用後に吐き気を訴えることがある。

乱用薬物としても流通していて、通称はチャイナホワイト。その効果から「合成ヘロイン」「ヘロインのデザイナードラッグ」とも評される。同量でヘロインより50倍の効果があることから、流通しているヘロインに混ぜ物として混入しているとも言われる。

アメリカ合衆国での処方薬に端を発する死亡者増加のオピオイド危機は、2015年頃より、中華人民共和国で密造される薬のほとんどが、フェンタニル誘導体である合成オピオイドが長引かせている

Wikipediaより

阿片といえば、サンローランのオピウム!! オピウムのボトルは印籠にインスピレーションを得ているのは有名な話。そしていかにもな淫靡なビジュアル。 歴代のオピウムのモデルは、このジェリー・ホール(おそらく発売当時?)や、ケイト・モス、リンダ・エヴァンジェリスタなどなど。

2000年のソフィー・ダールのビジュアルが最高でした! 豊満でパーフェクトなボディライン、退廃的で非現実的な青白い肌と赤い髪の対比が美しすぎる。公共の場での掲示を禁止した国もあると聞きました。 フォトグラファーは大好きなスティーブン・マイゼル!そして当時のアートディレクターはトム・フォードでした。この二人ならやっぱりこうこなくちゃ、ですね。