ロレッタブログ

相談は専門家を頼りましょう - 2019.06.12

昨日の続き

苦しいことほど先送りしないように。違和感に気づいたら、そのタイミングを逃さず内省を未来に繋げましょう。どのぐらいの違和感が突破口になるかは人それぞれだとは思いますが、やはり早ければ早いほどよいです。

本来の内省は自己否定とは別物ですが、思考が自分責めに偏りがちだと「どうせあたしなんか」「あのあときにもっとああすればよかった」という過去への後悔と自己処罰ループに陥り、ご自身の視野狭窄的思考力だけでは未来への展望まで精査検討が至らない場合もありそうに思います。だからこそ、専門家の力を借りたほうがよいのでしょうね。

ちなみに、 私は「依存症は人生のリフレーミングのサイン」と考えるし、他人への対応もタフラブなのではっきり述べますが、私は依存症治療や精神疾患治療やカウンセリングのプロではないので、そのようなメンタルのケアはできませんし、しません。


世の中には、心が弱ってしまった人や淋しい人を食い物にする接客ビジネスのほうが多いのですが、私はお客様を人間扱いして商売を成り立たせたいほうです。だからこそ、その場ではいくら感じが悪くなろうが、できないことは「できない」とはっきり言いますし、断ります。 安請け合いは、双方に百害あって一利なし。メンタルクライシスのかたはご自身で信頼できる専門家を探してくださいね。 (個人的にはピエール龍の主治医が松本俊彦先生だったのがツボでした)

実はこういうことは「接客業あるある」のなかでも「代表的あるある」なんです。特にうちみたいな個人サロンだと、1対1でお話を聞くので、依存症や境界性人格障害、摂食障害に限らず他人と自分の境界線が曖昧な人ほど、話を聞いて相槌をうっているだけでも「この人はわたしを理解してくれる!」的に寄りかかってくることがあります。しかし、一介のエステティシャンにそこまで求めてしまうことこそが、メンタルが相当不安定な証拠なんですよ。

気づきはより生きやすい自分に変わるチャンス到来のサインです。ここで逃げずに、より生きやすい物事の考え方、他人と長く付き合うための適度な距離感をしっかりつかみとりましょう。

今のご自身の生活や人生を、他人や環境のせいにせず、今からでももっとより良くしようとする心根が誠実なかたは、最終的にはやはり周囲の応援を集めています。私はそういう方々を陰ながら、心から、応援しています。