ロレッタブログ

LAの友人 - 2006.09.08

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7年前にアメリカ人の親しい友人を通じて知り合った、LA在住の写真家・吉田太郎さん。
2年ほど前までは、某音楽誌で相棒と共にLAからの音楽便りの連載や、インタビューの翻訳も手がけていたので、マニアックな音楽ファンにはご存知の方も多いかもしれません。
一昨年ごろから諸々のタイミングと重なり、太郎さんがとある写真家のアシスタントとして世界中を撮影のために飛び回ることになったため、長くつづいた連載は終了となったのですが、その世界を共に回っている写真家の方は、日本の山岳写真の第一人者である白川義員さん(71歳)とのこと。
http://www.artindex.metro.tokyo.jp/contents/colum?lang=ja&id=16
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060101.html
2年前に「アフリカに行く」と聞いたときは、「なんで突然アフリカなの??何を撮りにいくわけ?」とその友人に尋ねても、「うーん、よく知らないんだよねー。とりあえず大きな仕事らしいよ」とのん気な様子でさっぱりわけが分からなかったのですが、なるほどこのことだったのね~、と納得。
「世界中の滝の撮影で、アフリカやオーストラリア、ニュージーランド、 この前はヨーロッパに行き、一年の半分以上は海外生活」
というその様子は、今年の元旦のNHK特集で放送されたりしていたのだそうです。
太郎さんもちょくちょく出てていたらしいなんて・・・・・知らなかった!見たかったなあー。
上の写真2枚目の右にいるのが太郎さんっぽいのですが。(笑)
そして今月からはインドに行く、とのことでした。
世界中の過酷な場所に足を踏み入れ、前人未到の仕事しかやらない、と決めた人の「世界百名瀑」撮影のアシスタントなので、大変なことも多いらしい。(笑・って笑い事じゃないことも多々ありそうですが)
LAでも日本でも、友人達にはとてもとても精神的に助けられたことがあるので、もっと安心させてあげられる日がくるといいな、と思います。
そうして私をサポートし、応援し、見守ってくれている心温かな素晴らしい友人達に対して、「わたしはこの人に何をしてあげられるのだろう?」といつも考えます。
「早く誇りに思ってもらえるような、自慢に思ってもらえるような人になる、ということでしか返せないな」、ということに行きつくのだけど。
私が到底たどりつけなさそうに思うほど、途方もなく素晴らしい仕事をやってのけて、歴史に名を残すような実績を残している人たちばかり。
そんな彼らに「はやく追いつけるように」と頑張るのですが、いつも先を歩き、すごい仕事をやってのけてしまう。そのたびに私は「あー、やっぱりまだまだかなわないや。私はまだまだ努力が足りないわ」と思い、脱帽するのです。
そうして、彼らが仕事でできなかった事、かなわなかった夢を、他の誰でもなく私に託してくれている、というのはやはり才能をそれだけ認めてくれているということなので、改めて心から光栄なことだな、と感じるのです。
モノやお金で返せるものなど何一つない、それだけ自分のはるか先の目標となる人に心から応援し、見守ってもらえるというのは、本当に幸福なことだと思うのです。
そして私は今日出来ることを精一杯、後悔のないようにやり続ける日々です。