ロレッタブログ

チャリティとノブレス・オブリージュ - 2008.06.09

地震が相次いだので、大阪に来たころの阪神大震災の話をお客様と交わすこともあるのですが、チャリティのお話になることが多く。
それでも日本の一世帯あたりでの寄付金額は大分少ないようです。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080421/trd0804210819022-n1.htm
‘ノブレス・オブリージュ‘高貴なる者の果たすべき重責、と言われる諸々についてきちんと知ったのは、検索でたどり着いたコモンるみさんの著書でした。
タイトルはちょっと軽いノリですが、これも手にとってもらうための方法なのかな、と。
中身はパワフルでまっすぐ芯の通ったものなので、ありがちな自己啓発本と思って手に取ると驚くかもです。
また、この本の印税はすべてチャリティ団体に寄付されるのだそうです。

るみさんのブログでは、大統領選真っ只中のNYの様子、そしてミリオネアたちのCOOP購入のどたばた。
人間が極限の状態に置かれたとき、学歴も職業も関係なくそこには人間としての品格と本性が露呈するということ。そして、それが相続などお金にまつわることであればなおさらのこと。
NYフィルの北朝鮮公演のスポンサーは、ベニスに暮らすイタリア貴族のチェスキーナ伯爵夫人。そして彼女は日本人女性であること。
なぜNYのCOOPはサブプライムローンの影響を受けないのか。
韓国とNYのエリート教育とは。
などなど、枚挙に暇がないほど興味深いトピックスが目白押しです。
誰も書かない NY1%未満
http://ameblo.jp/rumicommon/
コモンるみの分室
http://rumicommon.exblog.jp/
もちろん、波乱万丈のチェスキーナ伯爵夫人の自伝もお勧め。

本、ブログ、TV、ラジオ、ニュース、そして人間。
全ての情報源においてそうですが、「ふんふん、なるほど、そうですか」と受け止めた上で、「じゃあ自分だったらどうだろうな」と考えてみることが大切かと。
ナビゲーターは多いけれど情報を鵜呑みにするのではなく、自分に必要な情報を掬い上げ、取り入れていくこと。
他人の感情の中に入り込みながら、冷静に観察し、そこから何が必要かを感じ取ること。
情報と媒体に対して、‘距離を置く‘というバランス感覚を失うことが、今ほどたやすい時代はないと思うのでした。