ロレッタブログ

手厳しく、そして温かく - 2008.07.18

「現代の女性は、何を選んでいいかわからず混乱していることを認めねばなりません。
彼女たちは、適切な指導をうけていなかったり、進められすぎていたり、あるいは知識が十分でなかったり、何に頼ればいいか、どの様な化粧品を使えばいいかわからず途方にくれているのです。
事実、産業は発展すればするほど複雑になり、決して約束を果たさない(稀にはたすこともあるが)宣伝という行為を通じてしか消費者と接触しないのですから。
本書は本当の美しさを願う現代女性との対話を目的に作成しました。
女性が、より知識豊かに、より資料で裏付けられ、より問題に明るくなるように、特に、女性が女性にとって大切な自分の美しさをよく心得て、より慎重にいい物を選べるように書かれたのが簡単なわかりやすい書物なのです。」
ルノー博士が、手厳しく、そして温かい目線で記した1986年刊 ‘les cheminsde la beaute – 美しさへの道-ルノー博士のビューティーマニュアル‘序文より。

さて、どんな感じに手厳しいかというと・・・。
「私が皮膚の美しさをテーマとする研究に専念して早や40年以上の歳月が流れましたが、何度も実感したことは、顔の形態よりも肌の美しさのほうが重要であるということです。
残念なことに、理想的な肌は稀にしかありません。」
「正しい方法でもって、手入れをしているということが前提であり、一般的に言えることは、‘過ぎたるは及ばざるがごとし‘です。化粧品の使いすぎや洗顔のしすぎは、手入れ不十分と同じくらい肌に害を及ぼします。」
「隈 – これがあるために、五歳は老けた感じに」
「二十歳を過ぎたらあなたの肌は、寒さ、雨、風、太陽、大気汚染に対して、的確な保護を必要としています。
もし今日あなたが是が非でも肌を焼きたいと思うなら、一時の流行のために健康という財産を代償にすることを認識しなければなりません。
あなたの無頓着さは、明日あなたの肌によって証明されるでしょう。そして、女性にとって、明日という日は非常にはやくやって来るものです。」
「太陽は、悪い化粧品を使うこと以上に肌を傷めます」
そしてますます手厳しく・・・。
「あなたの美容と健康を狙う敵のうち、一番の敵は、あなた自身です。
時を弁えない石鹸洗顔、化粧落としに対する怠慢、必要な手入れを行わないだらしなさ、これらの敵は、他のどんな敵よりも確実にあなたの美しさを損ないます。
あなたに責任のある悪い食生活、たばこの吸いすぎ、度を越したアルコール、肌の焼きすぎ、それらを別問題だとしてもです。」
「これだけはしてはいけません。まず第一は手抜き洗顔。」
「バランスのとれたよい食事が、どれほど美しい顔色を得るための基本であるかは明らかです。」
「美しい体の線を獲得するためには、努力が必要です。直ちに行動を開始しなければなりません。」
「希望する結果が得られるかどうかは、意思の問題である。
成功させるための助言。
自分のシルエットを想像します。集中して、たびたび考えるのです。シルエットのことを考えることほど、勇気を強くするものはないのですから。」
などなど。甘やかさず伝えるべき事を手厳しく、そして温かく丁寧に記してくださっています。
女性への優しさが根底にあるからこそ、確実に綺麗になる製品を世に送りだしてくださったのだなあ、と改めて感じいります。
ちなみに博士はフランスの数々の有名ブランドの初期処方も開発されていらっしゃったのだとか。そして、現代のフィトセラピーやハーブ療法の分野で活躍されている重鎮には、ルノー博士のお弟子さんもだったりするのだそう。
ロレッタに置いてありますので、お気軽に手にとってごらんくださいね。
ちなみに、本国フランスのHPは、ポップでカラフルで可愛らしいのでした。
Dr RENAUD Paris
http://www.lcl-paris.com/ldr/www.nsf/home.htm?OpenForm&lang=fr
次回の更新は、最近お客様からよくご質問を頂くたばこの害‘について書きますね!