ロレッタブログ

フランスみやげ - 2008.12.26

フランスから帰国されたお客様から、「ブログ読みました~お酒好きなんですね。」と、お土産にワインをいただきました!
それから、マキシムのフォアグラ缶(「食べる1~2時間くらい前に冷蔵庫にいれて、ちゃんと冷やして食べたほうがよい」←自分用の覚え書き)と、なんと1892年(!)から続くショコラティエ‘Marquise de Sévigne‘というところのトリュフの詰め合わせ!

目下トリュフをもぐもぐと頂きながらこのブログを書いているのですが、チョコレートにお酒、カフェインは中毒性が槍玉に挙げられることもあるけれど、「だって好きなんだからいいじゃないか」とも思います。
私は好きなものを我慢して、眉間にシワ寄せた不機嫌な人になるほうがいやだなー。
食べたいときに、食べたいものを、食べたいだけ食べればいいんじゃないの?それが‘ストレス食い‘じゃなければね、と思います。
と記していて思い浮かんだのが、先月こちらで紹介した植島啓司の本。
その後の反響がよい感じなので、読みやすいものをもう1冊ご紹介。
「快楽は悪か/植島啓司/朝日文庫」

この序文に共感する方には、とくにお勧め。
あるスペイン在住の画家(日本人)が、ある日、スペイン人の夫人に向かって、「早めし、博打もせず、酒もやめ、いい亭主だろう」と自慢したところ、夫人に「それではまるでロバだわ」と、やりこめられた。
いやまったくその通り。
宝くじで夢をみて、お酒をのんではよっぱらい、もう二度と飲むまいと思いながらも翌日には栓を抜き、稼いだお金で衝動買い、懲りずに恋して泣いたり笑ったするのが人間で、われわれは生きるために働くのであって、働くために生きるのではないのだから。
朝日新聞連載当時は、「あなたのような教授がいる大学には子供を通わせられません」という膨大な量の投書が殺到したコーナーだったそうですが、「自分のことだけ気にしてろ!」「いいたいやつには言わせておけ」と言い放つあたり、痛快。
やー私ならそんな大学にぜひ通いたいですね。
健全な肉体に健全な精神が宿る、といわれても
「そんな人間にはさっぱり魅力を感じない」
「何が身体にいいとか悪いとか言っても、最後は運だ」
「ジョギングしてて死ぬ人もいるしね」
という考え方が私と友人に共通するところなのですが、ロレッタのお客様にも感覚通ずる人が多くなってきて面白いです。
コラム 第9回・粗食+偏食