ロレッタブログ

ロンドン滞在 - 2010.05.05

3日目には、ロンドンに移動。
大好きなRufus Wainwrightの弾き語りライブがあるのです!!!
前座もなし、バンドもなし。
その名も「An Evening With Rufus Wainwright」!!!!
正直、今回の旅のメインイベントです!!!
4年前NYでも偶然2回もライブをみられて、今回も偶然イギリスでやってるなんで、自分の運に感心。
日本でチケットはおさえたし、ユーロスターも即時チケット発行できるサイトで席を確保しているので、あとは乗るだけ。
らくちんらくちん。
ロンドン到着後、駅で軽く食べていたら、
b0105586_22561564
休憩中の駅員さん2人が話しかけてきました。
Sadler’s WellsでのRufusのライブのためにやってきたというと、「あー、いまオペラもやってるよね。」だって。
偶然隣に座った人が、ルーファスを知っているというのは、日本では奇跡に近い・・・。
なんて素敵な国・・・。
さらにホテルと会場のあるAngel駅までは「すごく近いから、タクシー使わずに地下鉄で行くといいよ。」と、詳しく路線を教えてくれて助かりました。
ここが会場。
b0105586_239565
Rufusが書いたオペラ「Prima Donna」も上演しているので、その装置と思われるものをセットに使用していて、とても素敵。
ライブは、もうそれは言うまでもなく感涙のステージで、公式HPに
「Rufus has asked us to pass on this message to everyone attending his shows on the tour:
The first part of the program will be performed as a song cycle with visuals by Douglas Gordon. During the first set, Rufus has asked that you please do not applaud until after he has left the stage. His exit is part of the piece. After a brief intermission, Rufus will return for the second part of the show during which you may applaud to your heart’s content. Please also refrain from photography during the first set.」
と記していたとおり
第一部は事前にRufusが出てきて下がるまで一切拍手をしないように注意があり、新作をすべて演奏。
第二部は同じみの楽しいMCを交えながらのライブ。
一曲目は1stから`Beauty Mark`。
b0105586_2314179
ずっと聴きたかった1stや2ndからの曲をたくさん演奏してくれて、新作のツアーももちろんよいけれど、なかなか聴けない幻のこの曲たちを聞きたくて10年以上待ったかいがありました!!
ひたすら感涙。
アンコールでは、無くなったばかりの母・Kate McGarrigleの曲ですこし涙ぐんでいる場面も。
そして、最後の最後は`Foolish Love`。
いやー、まさかこの曲が最後に聴けるとは思わなかったので、また涙。
公式HPで投票をうけつけていたので、一票入れてよかった!!
ライブに行くと、歌が下手すぎて絶句することが多いですが、この人はライブのほうが聴きごたえがあります。とにかくうまいし、絶対に音を外さない。
ジャンルは何?と聴かれても、ちょっと説明しづらいのですが、一聴の価値は大いにありますので。
こういう歌を自在に歌いこなすのは本当に難しいとおもうのですが、そして実際にオペラ歌手でさえルーファスはなぜあんなに難しい歌をいとも簡単に歌ってのけてしまうのか、と感嘆しているほどなのですが、ぜひこのライブで来日してほしいです!!!!!!!!
そして、こういうアーティストをきちんと評価する耳を持っているイギリスやヨーロッパのリスナーも、本当にすばらしいと思います。
そしてパリに戻ったら、地下鉄に大きな告知のポスターが!
あー、日本でもこんなに大きなポスター、みかけてみたいものです・・・。
b0105586_2364740