ロレッタブログ

カルティエ美術館 Beat Takeshi Kitano - 2010.05.12

飛行機が飛ばないので、カルティエ美術館へ。
ビートたけし展をやっているのです。

フランスでは監督としての知名度と評価が突出していて、日本のお笑いの人という認識が無いらしいのです。
たぶんフランスで一番名前を知られている日本人なんですって。
アート系の書店でもショーウインドウにたけしの画集を飾っていたり、サンジェルマン・デプレの大きな本屋でも伝記が山積みになっていて、日本と随分違う様子でした。
受付の人に「映画一本もみたことないんだけど、私の認識ではこの人はお笑いの人だよ」というと、「やっぱり日本ってそうなの?」と驚いて笑っていました。
中にはいると、オブジェや絵とともに「風雲たけし城」や番組でへんな仮装してる映像が流れていて、
たけし城の爆破とかバンジージャンプやってる映像を見て、隣の人は「Super Idiot!」って呟いてました。
日本人だと「なーんだ、これいつものたけしじゃん。」と思うところですが、そういうのを興味深々で眺めている観客を眺めるのが一番おもしろかったです。
カルティエのガラス張りの建物が陽を反射してきらきらしているのが、きれいだったな。
そういえば、フランスはその昔、コメディアンで人気があって、その後監督になった人がいるらしいのですが、事故で亡くなったそう。そういういきさつもあってよりたけしに注目が集まっていると聞いたことがあります。