ロレッタブログ

Le Machon d’Henri - 2010.05.19

Rue Guisardeにあるリオン料理のビストロ‘Le Machon d’Henri‘。
気に入って通っていたら顔を覚えられ、いろいろオマケをしてくれた、とってもすてきスタッフばかりのお店です。
b0105586_16341310
通りの両側にバーがずらりとならんでいて、その通りでは一番お客さんが入っています。
お客さんがひっきりなしに出入りしていて人気のよう。夜もいつも満席なんです。
テーブルの間隔も狭く、奥の人が出るときにはテーブルを動かすような小ぢんまりとした典型的ビストロで、英語はそんなに通じないのですが、ホスピタリティがすーごくあります!!
フランスではどこのお店もテーブルについても5分・10分オーダーを取りに来ないのは「あたりまえ」なのですが、ここの黒縁眼鏡のオーナーはとてもてきぱきしていて、テーブル全体をよーく見ているのです。
ちょうど動きがよく見える場所に座っていたのですが、あまりにも他のお店と違うので、びっくりしたのです。
実は最初に訪れた夜、ロゼワインを1人でのんでいるとなりの男の子がすごくおもしろかったんですよ。
常連客だと思われ、携帯をしょっちゅういじったり、お店で携帯の充電をさせてもらってたり(笑)、グラス片手にカウンターに行ってはオーナーとしゃべったり、表に出て煙草すったり、まあとにかく落ち着かないというか、手持無沙汰な様子。
「さては、最近彼女と別れたばかりかな?」と思い、観察して楽しんでいました。(笑)
なんか、「あーあ、ひとりで食事だよ」みたいなその1人の時間をもてあましながらデザートを黙々と食べているようすが、また良かったのです。
人間観察って、おもしろいですね~。

厨房の人もすっかり憶えてくれて(でも英語は片言らしく)「お!おまえまた来たのか」とにこーっと笑顔でこっちをみたり、テーブルにやってきては「よく来たね」と手にチューしたり、ギューっと握っっていったりするのでした。
黒縁メガネのオーナーさんも白ワインのおかわりを「お代はいいからね!」(というのをフランス語で言っていた)ってなみなみに注いでくれました~!ありがとうございます!ごちそうさまです!!
デザートもすべて自家製で、苺のタルトは大きな苺がフレッシュでしゃきしゃきしていて、「これ、ペクチンばっかりじゃないの?苺少なすぎ」というタルトとは全く別物。
チョコレートのムースもおいしかったなあ。
「こっちいらっしゃい」と呼ばれていくと、「カードあげるね」とくれました。
探す時はこの住所を目印にしてみてくださいね。Mabillon駅が一番近いです。
b0105586_16335170

「この豚の絵は、こいつ(眼鏡のオーナー)がモデルだよ」とからかいあうスタッフたち。
リオンは豚が有名なのか、店内にもこの豚の置物があって、不思議だったのです。
b0105586_16335911
「明日もまた来る?」 ← と言っていたようす
「じゃあランチに」 ← と答えてみた
「いらっしゃい、ぜひいらっしゃい」 ← と喜ぶようす
とか、言葉があまり通じないところでオマケしてもらうのって面白いですね~いいですね~たのしいですね~!!!
ちなみに、お値段はメインでも20ユーロを超えるものはなかったように思います。
グラスワイン2杯+前菜1皿+メインかデザートを1皿で、合計35ユーロもあれば十分満腹かと。
帰国日のランチにいったら、めちゃくちゃ早口で英語を話すサービスの人がいて、「なんでそんなに早口で話せるの?」と思わず尋ねたら、「チリで生まれたからスペイン語、妻がNYにいたから英語、いまはパリ在住だからフランス語」なんだそうです!!
彼からは、二人のオーナーが始めたお店だということ、スペシャリテは大きな骨付き肉をプルーンとシナモンで煮込んだ一品だということ、パリ滞在中にいろんな人がいろんな時にことごとく言うので気になった言葉の意味、「ほら、見てみて。あれが典型的なパリジャンだよ。でもちょっとゲイっぽいけど。(と通りの人を示す)」「あーなんかわかります。ゲイに見えなくもないよね。」などなど、英語が通じた分だけより一層話が聞けて、またそれはそれでおもしろかったです!
友達は今アランデュカスのところで修業中なんだとか。
ちなみに、パリでも大抵美しい男子はゲイらしいです。まー私の大好きなRufusもゲイだし、そして観客もゲイばっかりだしで(それに一人で混じる日本人の私)、アフリカで人口爆発!食糧危機到来!とかいわれるこのご時世、人間も集団的無意識の元に人口調整しているんでしょうね~。
いろんなところでご飯をたべたけど、ここが一番ホスピタリティがあって大好きでした。
言うまでも無く、贅を尽くしたゴージャスなお店にもまた別の良さがあると思うのですが、やっぱりどんなにこぢんまりしていても、「美味しいものを心地よく味わってもらおう」というお店の人の思い入れに心がこもっていて、ホスピタリティのあるお店、そしてオーナーがいつまでも第一線で働いているお店が大好きだなあって思いました。
そうして、ロレッタもそんな風に、ずーっと施術者としてお越しくださるお客様と触れ合っていけるようにがんばろう!
またパリを訪れたら、必ず行きたいお店です。