ロレッタブログ

サロン行脚 6 - 2010.06.03

さて、最後はThalgo(タルゴ)とCarita(カリタ)を扱うタラソテラピーサロンです。

サンジェルマン・デ・プレとマビオンの間の通りを歩いていたら、タルゴの看板を発見!
店内にはいると、オーナーらしき女性が優しく対応くださりました~このアットホームさが人気のお店みたいですよ!
タルゴの商材も、ゲランにいたころにアクアテラピーのスペースと脱毛後の鎮静パック等で扱っていたことがあるので、おなじみって感じです。
ハマム(初体験!)+ボディのパック+マッサージのコースを予約。
当日訪れたときに、パックの種類を決めたのですが「カカオ」ともうひとつ「海藻」を意味するものがありました。
「海藻って、あれ、なんだったっけ、タルゴのボディ用だったらー、名前忘れちゃったけど、海藻って緑っぽい粉を溶いてペーストにするんだよね?」
「海藻って言うよりは、そうねースシロール(巻き寿司)に巻いてあるみたいなものよ」
え?海苔?そんなのタルゴにあったっけ??
「それって、日本の寿司じゃなくて、カリフォルニアロールとかじゃないの?アボガドとか入ってなかった?」と言うと、笑いをとってしまいました~。
じゃあ、謎のタルゴ製品を試してみるか。
ここは地下にすべての設備があるみたいで、照明もかなり落としているので、もし行かれる方がいたら、足元は要注意です!
ハマムやシャワーなどボディやアクア関係の設備があると、足元がとても滑りやすくなっている上、段差に気づかず転んで骨折!とか、本当にある話ですから。
担当の女の子は20代位ですが、英語があまりできないらしく、「5分経ったら戻ってきますね」とかも一生懸命なんとか伝えようとしてくれていて、とても好感が持てました。
ハマムは、ドライサウナみたいに肌が熱気で乾くこともなく、スチームサウナという感じ。
かんばらさんはのぼせやすいのですが、この位なら大丈夫でした~。
それから、シャワーを浴びて、パック。
なーんだ、やっぱりマリンアルゲじゃーん!でも、この香り、懐かしーい!!業務用は、バケツみたいなのに入っています。

「わかめにくるまれてるみたいでダメ」と苦手な人もいますが、かんばらさんはOKです。
入浴剤代わりにしてもいいけど、その後に浴槽を洗うのがすごーく大変なのと、しばらく磯臭いのが残るので、お薦めはしません。(笑)
タルゴと言えば、ブルーの粒々が入ったタルゴマンス・ジェルは粒々がつぶれにくくて、つぶれたら包んでいたブルーの粒のかけらが残って使いづらかったですが、精油をブレンドした3種類のオイルは好きでした~。
アロマリラクセが一番好きだったな。

マッサージは一生懸命やってくれて、手も柔らかいし、言葉の壁はあってもホスピタリティがとても心地よかったです。
ただ1つとても心配になったのは、彼女の身長に対してベッドが高すぎるのではないか?ということ。
これはまだ彼女が気付いていないだけなのかもしれないけれど、どうしてこんなに高くしちゃったんだろう?
熱心でやる気がある子なだけに、気になって施術後にベッドの下にもぐりこんで電動のフットスイッチがあるかどうか見てみたのですが、他の設備のコードも交じっているので仕組みがわからず・・・。
お会計の時に彼女に「腕は痛くない?肩は大丈夫?」といろんな風に尋ねてみたのですが、なんせ英語ができないのでこれも通じず・・・・。
あとから、イラストで説明してみたらよかったのかなーとか、うまく伝えられなかったことについて考えてしまいました。
身体こわさないでがんばるんだよー!!!!
ベッドの高さ1つで、身体をガタガタに壊して辞めるか、身体に負担なく長年施術者でいられるかが変わります。
ロレッタにも、サロンで働いている方がお客様としていらっしゃって、身体の負担について相談されることがあります。教わった学校によっても言うことが違うようで、サロンの方針で「この高さから変えないで」と言われたりすることもあるそう・・・ありえん。
現場で働いている人に、本当に判っている人が少なすぎるのでは??
そんなサロンで働き続けると、あなたはお客様の身体を楽にするためにマッサージをする一方で、あなたの身体はどんどん壊れていきます。
人の身体を良くして、自分の身体が壊れる。
これはおかしいですよね?
そんなことはあってはならないのです。
ベッドの高さ、自分の立ち位置、充分に動けるスペースの確保、足腰の強さ、手首の柔軟性が要です。
特にベッドは、自分にとってのベストの高さをお客様毎に見つけましょう!!
そうすれば、手や腕や肩の力でマッサージをする必要もないですし、体重を利用するだけなので疲れません。
疲れるどころか、足でステップを踏んでダンスを楽しんでいるような感覚になりますよ!
以上がパリのサロン訪問記でした!!
みなさまの今後の旅の参考になることが少しでもあれば、うれしいです。