ロレッタブログ

今、生きる秘訣 - 2010.08.29

旅に持参したもう一冊とは。
今、生きる秘訣 横尾忠則対話集/ 横尾忠則

「なんかすごいタイトル」と気になって手に取った一冊。そのまま機内に持ち込んだのですが、これが大当たり!!
対話の相手はこの方々。

岡本太郎(二十一世紀の芸術)
今西錦司(目に見えない世界)
木村裕昭(病いは心のアンバランス)
島尾敏雄(夢体験)
加藤唐九郎(土と火の対話)
岩渕亮順(食物で運勢が変わる)
川島四郎(生きる秘訣)
山手国弘(カルマからの脱出)
手塚治虫(宇宙文明の夜明け)
「宇宙人」とか「チャクラ」とかそういう類の話は一切興味が無いので、当然この本にもよくわからない話もあったのですが、それ以外は抜群に面白くて機内で一気読みしました。

特に、今西錦司、岩渕亮順、川島四郎の3人の話す内容は普段考えていることと一致していたので「やっぱり同じことを考える人っているんだなー」と感激。
最近マラソンがブームですよね。でも、私は絶対参加しないです。元々走るのが好きな人なら、それこそマラソン選手みたいに言われなくても好きだから勝手に走っていると思うのです。流行っているからって、ジョギングやマラソンを始めて整形外科の患者数が増えている、という話を聞くと、大丈夫かなあって思います。
自分の場合は、どうやったって走るのは性に合わない。性に合わないものを続けることは身体に害でしかない。そのかわり、ピラティスみたいにゆっくり動くバランストレーニングは大好き。だから、この2年ずっと続けられているんですよね。歩くのも大好きだから、しょっちゅう新宿まで歩いています。そもそもこの地球上で毎朝毎晩365日必ず何キロも走る生物なんで、人間だけだと思うんですよ。動物が走る時って、じゃれあっている時以外なら、獲物を見つけたとき、もしくは敵から逃げる時、くらいだと思うんです。命がかかっているときにしか本気で走らないですよね。
だから、元々好きではないトレーニングや流行っているからというだけで「毎日これを必ず何回!」とストイックに決めている人ほど早死にするというのは納得でした。だから、好きなことを好きなようにやればいいと思うんですよ。好きな人が好きなことをやれば、楽しいから上達も早いし、身体と相談しながら無理なく続けられると思うんですよ。頭じゃなくて、身体に訊け。
「健康のためなら死んでもいい」なんて、本末転倒です。