ロレッタブログ

香水瓶の世界展 - 2010.10.14

東京都庭園美術館で開催中の、香水瓶の世界展にいってきました!
ロレッタのお客さまから教えていただいたのですが、この方、香りに対する興味がとても高く、ロレッタを知ったきっかけもロタンティックを検索していて、ロレッタのオンラインショップに辿りついたのだそうです!!
こういう出会いって、嬉しいですね!!
展覧会には、紀元前のエジプトの香料壺アラバスターから始まり、最近の限定品トレンドまでの流れが観られます。
特に、アトマイザーたちの美しいこと!
かんばらさんは、中でもルビーで彩られたアトマイザーが欲しかったです。(買えないけど)
この展覧会に出品された貴重な品々の多くは、パリのプティパレと、「海の見える杜美術館」という広島にある美術館からのものだそう。
化粧品に詳しい方が多くても、日本ではまだまだ知られていない名香が多いのも事実。
歴史的にも、ブルジョワが香水を作っていた事、キャロン、ロジェ・ガレなどフランスでは当たり前にある老舗の知名度が低いのは惜しいことです。
あと、ボトルのデザインで有名なラリックと香水との長い歴史もあまり知られていないような気がします。
なつかしかったのは、ゲラン在籍していたころ(2000年)に限定発売された‘メタリカ‘というメタリックで大きなボトルに詰められた香水が見られたこと!
これ、購入したお客様お1人だけいらっしゃったなあ・・・・。
(このボトルが巨大サイズで金銀色にギラギラ輝くのです)

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あと、ランバンのアルページュって、

数年前に出た「エクラ・ドゥ・アルページュ」とは全く別物なのです。

が、お母様世代に元祖「アルページュ」を愛用なさっていた方が多いとおもうので、それにひっかけて新作が出来ることが多いように思います。娘世代へのアピールでしょうか?
これは最近の香水業界の傾向かな?
せっかくなので、久しぶりにひっぱりだして眺めてみたsymrise社による香水のカタログ。
このカタログは、両面にそれぞれ男性・女性用のフレグランスが分類されていて、
女性用の表紙はこんな感じで、

裏返すと男性用です。

これを広げると、一覧表になります。

色のグラデーションで、香調が表されています。
表の横の軸は大きく分けて3つの香調「フローラル」「オリエンタル」「シプレー」を記しています。

それを細分化すると「フローラル」は「グリーン・オゾニック・フルーティー・フレッシュ・フローラル・アルデハイティック・スウィート」となり、左から右に行くにしたがってオリエンタルの香調に近づきます。
縦の軸が年代になっていて、いつの時代にどの香調が主流で、なかでもどのブランドのどの香水が代表作か判るようになっています。小さい字だけど、見えますか?
グレの名香「カボシャール」は、この時代この香調の超代表作なので、字が大きめに書かれていますよね。

これを機に、ブログのカテゴリにも「香りのお話」というカテゴリを作りました。
過去のブログの記事を読み返して分けているので、まだ完全に分けられていないかもしれませんが、ご興味のある方はのぞいてみてくださいね。