ロレッタブログ

ある1日の過ごし方 - 2011.02.24

ひょっこり時間ができたので、青山にある皮ふ科にいってきましたよ。
普段は白衣でしか皆様のお目にかかることがないので、私服が想像できないと言われることがあるのですが、この日はわしわし歩けるように、こんな感じです。

トレンチ(green),カーディガン(EDIT. FOR LULU)デニム(DEUXIEME CLASSE L’ALLURE)、マフラー(MDF),バッグ(BULGA),靴(Delman)
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実は、2年前から背中のうぶ毛の脱毛を実験中なのです。
皮膚や毛質にもよりますが、通常のレーザー脱毛は、最初は黒色(毛や肌の黒いメラニン色素)に反応する‘アレキサンドライトレーザー(アレックス)‘を照射したあと、少しだけ残った毛に赤色(血液の赤い色素であるヘモグロビン)に反応する‘ヤグレーザー‘を照射して、つるつるすべすべに仕上げることが多いようです。しかしながら、レーザー脱毛時の出力が中途半端な場合は、剛毛化すると言われています。特に、うぶ毛は剛毛化しやすいと言われています。(あと、性ホルモンが強く影響する口周りの脱毛も、結果は出にくいです。)その理由として推測されているのは、毛根の細胞にあるミトコンドリアが活性化されて、毛が太くなってしまうのではないか?ということ。
そういう時にも、ヤグレーザーが役に立つと言われています。2年前に照射を始めたかんばらさんも同じように、アレックスを数回照射した後、残りをヤグを照射して、毛根に酸素や栄養分を届ける毛細血管をつぶしていっているのです。あまり出力を上げると火傷の恐れがあるそうなのですが、もちろんかんばらさんは「平気です」と出力を上げてやってもらっています。(笑)
そうして、大抵照射中は担当の看護師さんと、ずーっと色んな皮膚トラブルや皮膚病、脱毛の話などを延々としています。お互いの情報交換ですね。(笑笑)
当日夜の肌はこんな感じ。たぶん看護師さんはご厚意なのでしょうが、剛毛化させたくないがために細かく照射していたので結果的に火傷したと思われ~。(笑)

照射の痛みはチクっと針で刺すような感じですが、個人的にはアレックスの冷却ガスの刺激よりははるかに楽です。今はかさぶたになっているので、この日はシャワーだけ。当日から3日間くらいは、照射部位には何も塗らないようにしています。
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なぜ背中を試したかったかと言うと、V/I/Oライン、脇、腕、ひざ下、太ももなどは全て照射済みというのもあるのですが、実際に剛毛化した方と、つるつるになった方と、それぞれがロレッタのお客様にいらっしゃるから。
いくら調べても「背中の毛周期データ」なんてみつからないし、剛毛化したケースは内服薬やホルモンバランスが大きく変わる時期であったこと、もともと薬の副作用として多毛になると判っていた方、など要因がいくつがあるので、じゃあ実際に自分で試してみよう!と思ったのです。
「なんでそこまでやるの?」「剛毛化したらどうするの?」とお客様に驚かれたこともありますが、それはその時でしょうがないです。
大体そういう場合に備えて、同意書も一筆書いてますし、説明頂いた上で自分がやってみたかったんだから、その時は自己責任です。
そういうことを心配するよりも、「自分がやったらどうなるのか知りたい気持ち」の方が大きいのです。
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ちなみに、かんばらさんは別のクリニックでうなじも実験中です。
正直、これが一番痛いかな―・・・・・・・・・・・・・麻酔クリームを入手したので、自宅で塗布した後にサランラップで経皮吸収を促しまくって、皮膚感覚をかなり麻痺させた状態で病院に行くようにしているのですが、それでもほんとーうに痛いです!!!
こうやって、お休みの日に自分の身体で実験をして、経過を観察しながら知識を増やしていくことは、とても楽しいです。
ちょうど照射後にロレッタにいらしたお客様には、「いまこんな感じですよ」とうなじや背中をお見せしたことがありますよね?
皆様からいただいたお金で、より一層勉強をして、実験をして、それが再びロレッタにいらしてくださる方々に情報としてお伝えすることで、またお役に立てる。
こうしたよいサイクルを大切にしながら、前進していきたいなあ、といつも思います。