ロレッタブログ

震災に関してご協力のお願い - 2011.03.22

地震から10日ほどが過ぎました。
中野区は幸い停電もなく、電車もほぼいつものように運行しておりますので、ロレッタもこれまでと変わらず通常通り営業させていただいております。
‘買占め‘は自粛すべきですが、‘買い控え‘は被災地どころか日本経済そのものをクラッシュさせてしまうでしょう。復興を支えるポジティブなアクションとしての経済活動を止めてはならないと思います。
また、無責任な風評や世論の影響で、まっとうな商売をしているところが被害をこうむるようなことが無いように。
お客様、友人知人、皆様それぞれが、今できることを精一杯にサポートしていらっしゃいます。
・「いまファッションができる事をしたい」と 代官山EVAでは本日から7日(日)まで売上のすべて「100%」を、東日本大震災被災地へ寄付をするチャリティーソルドが開催されます。
・いつもは予約が取りづらい西新宿の割烹・菊うらも、みなさま変わらぬ笑顔で営業中です。もちろん甲原も早速伺いました。宮城の蔵元・伯楽星さんからお電話があったとのこと。よかったですね!!!!
そして、現在ロレッタでは最低必要源の電力使用で節電に努めております。
私たちが出来ることとして、サロンでも売り上げの一部を支援送金する事としました。
消せる明かりは消し、エアコンも控え気味にしておりますのでご不便をおかけすることとは思いますが、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
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以下、今冬読了して心に残ったもの。
これから大切になるのは、信頼できる「個人」だ。なんとなく集まって楽しく騒げる「仲間」ではなく、数は少なくても「信頼できる個人的な友人」が大事になるだろう。
私は一つの作品を書き終わるたびに、インタビューなどでいろいろなことを言ってきた。危機感を持つ、ということを言ったこともあるし、最優先事項を持つ、と言ったこともある。それは、危機感と最優先事項を持っている人が「偉い」わけではなく、生きていく上で有利だからだ。
危機感と最優先事項というのは戦略を意味する。
戦略と言う言葉には、何かを省く、省略するというニュアンスが含まれている。
何かを省いて、何かを選び取るのだ。
もしもあなたが自分の心に潰瘍ができていることに気付いたら、一番にやることは「自分に鞭打って逆境を乗り越えること」ではなく「この世に一人しかいない自分を全力で修復すること」です。
結局は、自分にとって本当に良いものだけを取捨選択し、良いものだけを継続する、というスタンスが最も重要なことなのです。
それを実現するためには、常に新しいことに目を向け、新しいことにも心を開き、その中で真に正しいものを見抜く目を養うということが大切です。
ロレッタ
甲原 稚菜