ロレッタブログ

まだまだはまってます - 2011.04.09

こんばんは!
今年になってもまだまだ中村うさぎさんの本を読破しつづけているかんばらさんです。
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先日石井 政之さんとの対談を読む機会があり(伏見憲明さんのクイア・ジャパンだったかな?)、とても面白かったので石井さんの本も読破してみよう。
醜形恐怖症、もしくはその傾向がある人には、仕事柄かんばらさんは比較的よくお会いするほうかも?

「なぜ、顔や身体にこだわり、悩まなければならないのか?
「美容整形の女王」と「顔にアザのあるジャーナリスト」が、その答えを求めて、ユーモラスかつ真面目に対話する。
美醜の競争、化粧と整形、東電OL、マイケル・ジャクソン…。そして、技術の進歩によって、サイボーグ化するこの時代へ。自分の顔に満足している人も、そうでない人も、この「言葉の格闘技」にご参加ください。」という一冊。
当初のテーマは「闇フェロモンとは何か?」「お笑い系女にフェロモンはあるか?」「老け専男と老け専女はどう違う?」だったのが「が、最後に「連合赤軍についての考察」になってしまう展開が笑えた。

「人並みというのが、そんなに重要なのか?」「やる気がないことは悪いこと?」「欠点のないことは果たして長所か?」という20~30代くらいの女性に共感を憶える方が多そうな悩みについて記したもの。

「週刊プレイボーイ誌上でリリー・フランキー氏が約2年半にわたって続けてきた人生相談が待望の単行本化!」
リリーさんのアドバイスはエロ茶化したように聞こえつつも「ビジョンがないことが本当の悩みでしょ」と本質をついていて笑えるやら、納得するやら。
田代まさしと堀江貴文からの人生相談というのも、人選が絶妙(?)です。

同じくプレイボーイ誌での人生相談なら、岡本太郎さんのこの一冊も非常にお薦め!
「人生は夢―にらめっこ問答」というのもあります。
20~30年以上前の連載ですが、「岡本太郎って、いつも目をひんむいて叫んでいた不思議なおじさんだったね」という印象しかなかったのが(すみません)、この本でとっても好きになりました。

「個人主義だからこそ自分を守るために、他人のことに関心をもつ。むしろ、個を徹底する方が、他に広がりをもっているんだ。」
「孤独をつらぬく人間というのは、この世の中では実に珍しい存在だね。孤独感を持つ人間はたくさんいるだろけど。ほんとうの意味で『孤独』をつらぬく人間はなかなかいるものじゃない。」
「孤独感は、他と自分をごまかそうとするからだ。そうすると、どうしてもコンプレックスのある孤独感をもってしまう。ほんとうの孤独というのは、すべてに妥協しないで自分をつらぬいていくことで、そうすると逆にその姿勢が相手にしみこんでいく。」
「みんなと喧嘩をするんじゃなくて、みんなの運命をしょったつもりで、孤独に自分をつらぬいていくことだね。絶対に妥協しないで。人と争うのじゃなくて、ニッコリ笑っていればいい。そうすると、相手が自分も彼みたいな純粋さをもてればいいなと思い始めるものなんだ。相手に伝わらなくてもいいんだと思って、純粋さを貫けば、逆にその純粋さは伝わるんだよ。」
そして、昨日はセミナー(とその後の吞み会)に参加してきました。とても楽しいひととき。
その話はのちほど。