ロレッタブログ

スタッフさんの教育でした - 2011.06.21

先週は、同業のサロンのスタッフさんが、勉強にいらしてくださりました。
昨年ロレッタにいらしてくださった自由が丘‘milly la beaute(ミリー・ラ・ボーテ)‘のオーナー・佐々木さんから「スタッフの勉強として、ロレッタの接客やカウンセリング、技術などを受けてもらいたい」いうことで、ご連絡をいただきました。

スタッフさんは、これまで美容皮膚科や美容形成外科での勤務ばかりだったそうで、エステは初めてとのこと。
サリチル酸マクロゴールとか、ビタミンCローションや、各種レーザー治療などについて、また美容整形や外科的な事ばかりに走りがちな女性について、それぞれに思うところが共通していたこともあり、私としてもとても有意義で楽しいひと時を過ごさせていただきました!美容外科で働いた経験は、きっとエステの分野でもカウンセリングやアドバイスに役立つ強みになると思います。ロレッタで過ごした時間が、何かしら今後の参考になればとても嬉しいです。がんばってくださいね!
私がエステで新人スタッフの教育をしていた時に何よりも大事にしていたことは、「その人が何をやっているか」をきちんと見ることでした。

以前パリのエステ体験記に、
「技術の指導以外にかんばらさんが「何か言う時」はとても限定されていて、それは、
(1)せこいことをした・・・例えば、みんなが掃除をしているのに1人だけサボる、とか
(2)わざと手を抜いた
(3)同僚に迷惑をかけたのに謝らない
つまり、「ちゃんと筋を通せ」ということです。」

と記しましたが、これは売り上げ達成云々だけではなく、ミスを犯したときにどう対応したかを見るということです。
人間だれもがゼロからのスタートです。初めからこちらが求める‘パーフェクト‘が出来る人なんていません。
しかし、「のびしろ」のある人は、今現在のスキルが乏しくても対応・態度ができている。そうした人なら必ず成長してくると思いましたし、だからこそそこを大事に評価したいと思っていました。
(が、それ以前に長時間の精神・肉体労働と超薄給にバタバタと辞めていくのが現実でしたが・・・。笑)
仕事はもちろんボランティアではないですから、利益をあげることは当然大切です。

しかし、儲かる・儲からないの商売以前に、はたして自分はお客様にご満足いただける商品を提供できているか、お客様は喜んでくださっているか、今結果が出ていても、そこからさらに良くなる方法、もっと効果を出せる方法があるのではないかと、毎日毎日手を動かしながら、身体を動かしながら、そして無い頭を絞りながら、進化を追い求めてきて今日に至ります。
進化の術を考え、トライとエラーを繰り返しながら求め続けるためには、「集中力」が必要です。
「集中力」とは「精神力」と思いがちですが、「集中し続けること」には「体力」が必要ですから、自分の身体をベストコンディションに保つ生活もまた仕事の一部となります。
ロレッタは、これからの毎日も、皆さまに頂いた力と応援を糧に、進化し続けていきたいと思います。