ロレッタブログ

阿佐ヶ谷ロフト・毒母ミーティング - 2012.06.18

最近ロレッタのお客様からお伺いしたお話で、世の中にはモンペ(←モンスターペアレントの略らしい)や恐ろしく子供の足をひっぱりつづける未熟な母が多いことを知り、ちょうどこんなイベントがあったので行ってきました。

‘ポイズン・ママ‘を記した小川雅代さんと、

`母がしんどい‘を記した田房 永子 さん

このお2人をメインに、しまおまほさん、枡野浩一さんを迎えて、司会は伏見憲明さん。
なんと3時間にも及ぶイベントで、第1部は5人があれやこれやと語るのですが、個人的には目が覚めるような言葉を次々発してくれたのは第2部ゲストの精神科医・斎藤環先生!!!
腑に落ちる発言が多すぎて、会場どよめいてましたからね~。
山岸会にも潜入調査したことがあるらしく(すごいとしか言いようがない)、そこでの特講ではゲシュタルト崩壊を起こしてしまう、とのこと・・・。カルトって基本的にこんな感じですよね。
「毒母は団塊問題である」ということに落ち着いたのですが、現在たとえばかんばらさんと同世代(30代)の母親も幼稚園・小学校などで相当なモンペと化しているらしいのです。
これって、毒母に育てられて観察自我を自ら育てることもできず、未熟なままに母になってしまった人なのだろうか???っていうか、そもそも観察自我を育てられる人はそんなことにならないでしょ。
2冊ともに収められているそれぞれの「父からの手紙」が、いかに父親の存在が薄くて何も考えていないかがよくわかって、会場中が笑いに包まれたのが可笑しかった・・・。
などなど、友人と話しながらの帰り道でした。
ということで、斎藤環先生の著書にとても興味があるのですが、専門はひきこもりだそう。
そういえば、私も友人(60代・男性)の子供や、友人(40代・女性)の妹がひきこもりですね~。
海外では、さっさと独立しないといけないので若者のホームレスが多いところが、日本は親元にとどまるのでひきこもりをやっていられるのだそうです。母と家への執着(思い入れ?)が強いイタリアや儒教思想が強い韓国もひきこもりが多いのだそうです・・・興味深い。
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と言うことで、目下読んでいるのがこちら。

14歳向けですが、これは大人にもすごくお薦め。

「30歳近くなっても、仕事に就かず、外出もせず、時に何年も自分の部屋に閉じこもったまま過ごす青年たち。今、このような「ひきこもり」状態の青少年が全国で増加しつつあるといわれている。 現場の精神科医として約10年にわたり200例以上の「ひきこもり」の治療に携わってきた著者は、「彼らは単に甘えている・怠けているだけなのだから、親を含めた周囲がもっと厳しく接するべきである」といった、いわゆる正論やお説教では決してこの問題を解決することはできないという。
本書は、[第1部]いま何が起こっているのか?理論編 [第2部]「社会的ひきこもり」とどう向き合うか?実戦編の二部構成。「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、個人・家族・社会の3つのシステムの関わりの障害による「システムの病理」であるという捉え方から、「ひきこもり」についての正しい知識と対処の仕方を解説した、初めてのテキストである。」
ということで、インタビュー。

タイトルからして面白そう。