ロレッタブログ

フランス版ELLE - 2012.08.09

そういえば、ヘルタースケルターについての前述の記事では、高梨院長先生がこんなことをおっしゃられていましたね。
「失ってしまう物の代わりに得られる価値のヒントはって言うと、僕はモニカ・べルッチだと思う。」
モニカ・ヴェルッチ大好きです!
この写真は46歳のときのもの。
ばっちりお化粧しても、法令線やたるみ感はわかりますが、それでも十分美しい!!!

だから、某ブランドのマスカラの広告は修正しすぎじゃないかと・・・。

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そこで思い出したのが、2009年フランス版ELLE誌。
3つのバージョンの表紙で発売されたのですが、その趣旨は
「いつも濃いメーキャップに修正を施した”美しい”女性でなくナチュラルな中の”真の美しさ”という別な美しさを現したかった」というもの。
修正やメイクも全く無い、本当のすっぴんで登場しています。
フォトグラファーはピーター・リンドバーグ。
モニカ・ベルッチ

ソフィー・マルソー

エヴァ・ハーツィゴヴァ

2012年に出演した映画「昼下がり、ローマの恋」のインタビューで語っている彼女の言葉がとても素敵だと思います。↓
48歳とは思えぬ、グラマラスな美しさを保ち続けるモニカをお手本にしたいと思う女性が世界中に多くいるだろうが、本人が意識する“美”とは何なのか?
「私が映画に出演したいと思ったのは(クラウディア・カルディナーレなどグラマラスな魅力をもった)女優たちに憧れていたから。
フェリーニやヴィスコンティなどの作品で、(アンナ・)マニャーニや(ジーナ・)ロロブリジーダら素晴らしい女優が活躍していた。彼女たちには成熟した色気があったの。
例えばブリジット・バルドーを始め、フランスの女優にはロリータ的な魅力があったけど、イタリアの女優とは別の魅力よ。
往年のイタリア人女優たちの魅力には、若さと共に成熟した何かを感じるの。私が考える女性らしさに近いんだと思うわ。
今回演じたビオラも、美しさにこだわる女性というイメージがあるわ。
ただ40代を目の前にその美しさも衰えてきて、自分がそれまで何も築いてこなかったという女性の苦悩に直面するの。
この女性はある意味でかわいくて女っぽいから、私の持ち味も活かせたと思うわ」
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イタリア女優にあまり詳しくない方は、参考までにどうぞ。
クラウディア・カルディナーレ

アンナ・マニャーニ

ジーナ・ロロブリジーダ