ロレッタブログ

まず、真実を知る事から - 2012.12.17

わたしは政治的なことを大声でいうタイプの人間ではありませんが・・・
アメリカでブッシュが再選したときに現地の友人たちが「アメリカ人でいることをこれほど恥ずかしく思ったことは無い」と愕然としていましたが、私はいままさにそれと同じ気持ちですよ。
「投票率低調」報道の一方で、なぜか「投票所に今までにない行列ができている」という声が多数
投票は民主主義の根幹なのに、なぜ投票所を勝手に早く閉める?投票率が上がると困る人がいるのでしょうか?
そして、期日前投票分もあわせて午後8時開票開始なのに、なぜ8時2分の時点で当確が出る?
そして明らかにオルグとしか思えないまるでナチスのような秋葉原
マスコミの世論コントロール、ばっちりですね。
私の友人たちは国内国外ともにアーティスト・文筆家・写真家・学者など、もともと超リベラルばかりですが、本当に脱力し、失望しています。
もし今回の選挙結果に不正がないとすれば、3.11以降初の選挙の投票率が本当に戦後最低であるとすれば、もう国民は3.11を遠い過去として忘れるほど、日本の民度は救いがたいほど低下しているということなのでしょうか。
その場しのぎの口当たりのよい言葉で当選する金目当ての嘘つきが多すぎる。
バブル絶頂期に書かれた『豊かさとは何か/暉峻淑子』によれば「(戦前の貧しさや餓えを知る)そんな経験を持つ祖父母や親に育てられたのが現役の世代であるから、モノとカネにしがみつきすべてを金銭で評価する時代精神から脱却することは、なおまだむずかしいのかもしれない」とありますが、そのバブルから20年経って、原発爆発して、地震はまだ続いていて、福島ではチェルノブイリを上回る速度で甲状腺に異常をきたす子どもが続出していて(そしてそれをメディアは報じない)、就職難で若者は「自己責任」と首を吊り、サラリーマンは電車に飛び込み年間自殺者は16分に1人死んでいくほど10年間も右肩上がり、生活と仕事の狭間で出産を断念する女がいて、社会の連帯が得られずうつの母親は続出する・・・それでも自分の金と陣取りにしがみつづける団塊のおっさん達。
原発がぶっとんでも、津波にさらわれた地域は放置されていても、この有様です。
これ以上にアナーキーなことがあるでしょうか?
ちなみに女性の権利を無視しつづけ、先進国としては信じがたいほどピルの承認が遅れたのにもかかわらず、バイアグラは即承認がおりたのも、国会が餓鬼のような団塊のおっさんばっかりだからですよ。
自分の女房には勝手なことをされちゃ困るが、自分は大いに婚外交渉をやりたい、という期待感の現れですね。
もう1つの問題は、ネットが生活の一部になっている20〜30代の若者が殆ど選挙に行かない現状。
そして、戦後最大のターニングポイントと言われた今回の選挙で、日本国内での独立系メディアの育成とネット選挙運動、ネット選挙の解禁が必要と痛感しました。
ネットになじみがなく情報源を新聞とTVのみに頼る世代と、ソーシャルメディアやネットを生活に取り込んでいる世代とでは、得る情報にギャップが大きすぎるのではないでしょうか。
ツイッターやフェイスブックを利用する人口はまだ少ないとはいえ、一連の市民運動とソーシャルメディアの連携は間違いなく大きなうねりになるはずです。
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フェイスブック蓮尾 卓美さんからのシェア
福島の子供達の検診で、甲状腺の嚢胞が100人の子供で44%見つかりました。 この甲状腺検査をこの子達はこの先ずっと続けていかなければいけない。勿論、日本のメディアでは殆ど報道なんてしないよ。 だから、福島の現実をネットの力で広げ、真実を知って欲しいです。大人達のせいで、何の罪のない子供達がこのままでは将来、苦しむ事になるのです。 国ぐるみで隠蔽し、まだ目に見えず誤魔化せる今しか、子供達を救う事はできないのです。 子供達を守れるのは、、大人達しかいないじゃん。

僕は こんな社会を絶対に認めません。(高らかに宣言)
ー まず、真実を知る事から ー
実名で意見書を出された医学博士の勇気ある行動
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フェイスブック古波津 陽さんからのシェア
先日、被災地にぽっかり残っていた陸前高田の市役所が取り壊されるというニュースを見て、取材中にお世話になった高田のご住職に電話した。
「少しずつ動いてるようですね」と言ったら、「残っていたものがなくなるだけで、あの頃から復興してる印象はないです」ときっぱり。
あの頃というのは2011年の6月の事だ。
私も目で見てないからこんな間抜けな事を言ってしまった。報道も少ない。それにしてもその当時すでに復興に向けての動きが遅くていら立っていたのに、地元の皆さんの腹立たしさはいかほどだろう?
本当に日本の事を考えたら、こんな大きな見落としをできるはずがなかろう。日本は被災国なのだ。今回の選挙キャンペーンでもこの話題は少なかった。原発問題に集約されたかのようだが、原発とは別の問題だ。

写真は陸前高田の市役所の1階からの眺め(2011年6月)。