ロレッタブログ

モンスター - 2013.01.14

年末年始、ではなく11月中に読んでしまった本なのですが、エンタメ小説として面白かったのでご紹介です。
ロレッタのお客様から教えていただいた一冊。
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モンスター / 百田 尚樹 / 幻冬舎文庫

田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた 未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった。
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高岡早紀さん主演で映画化されるそうですね!バケモノよばわりされる顔が特殊メイクでどんな風に変わるのか、そして整形を繰り返して美しくなっていくその変化の様子もどう描かれるのか、楽しみですね~。
エンタメ小説なので、読みやすくストーリーも判りやすいので一気読み!!
美しい女性に対する男性の反応がばかばかしいほど判りやすかったり、そしてまさにそれは間違いなくその通りだと思えてまた笑えたり。(笑)しかし、いくら水商売でもそんなに身体壊すかな?その道のプロのほうが、素人よりもよっぽどSTD予防も徹底していそうに思うのですが?体調の崩し方が悲劇的な様相を呈しすぎていて、ドラマティックといえばそうなのでしょうが、もうちょっと健康体でもよかったような気が。(笑)
結末も頭の中が?マークでいっぱいになったのですが、なんでまたこんなオチにしたのでしょうね。陳腐すぎる。

唯一感心したのは、主人公と整形にまつわるくだり。
二重、豊胸、鼻の修正、輪郭形成に歯の矯正あたりは今さら別に珍しくもないですが、ビューティージャンキーでも触れた、陰唇整形についても記しているところに感心!!今後日本でも浸透していくのでしょうか。

・・・とはいっても、日本では職場の同僚やプライベートの友人であっても、ピルやHRT、そして脱毛でさえろくに話題に上らない(らしいが、かんばらさんにとっては日常会話レベルのトピックなので世間一般の会話がもはやよくわからない)らしいので、やったからといって口コミでひろまるものでもなさそうですよね。